今年の十五夜は台風と重なったようですが、関西地方ではきれいに見えたようですね。
TSUBASAで販売中の来年のカレンダー・9月用のイラストは十五夜をテーマに描きました。
オオバタンのトキボンが十五夜の飾りつけをしている横で
セキセイたちが「じゅうごやさん」の歌を歌って遊んでいるところです。
この絵を何気なくフェイスブックに載せたところ、
意外にも台湾の鳥好きな人たちがとても気に入って
どんどんシェアされていったのが面白かったです。
同じような行事があちらでもあるようで、
もしかしたら日本よりも盛り上がる行事なのかもしれません。
十五夜を気にいってくれた若い台湾人の人たちは
日本語や英語を使って、私のイラストや作品が好きだと伝えてくれました。
〇国人とか、いまどきの若い人とか、おばさんとか
そういうくくり方で人のことを考えると、
じつは本当にはよく知りもしないのに、必要以上に批判的になったりします。
でも個人対個人の関係でものごとをとらえると
多少の考え方の違いはあるにしろ、
どの立場の人たちも自分と同じように
美点も欠点もある、ひとりの人間だと思うのです。
SNSソーシャルネットワークは万能ではないですし
たくさんの問題点もありますが
国の垣根を越えて、個人対個人のつながりが増えることで
多くの外国人がそれぞれの存在を認め合い、愛着を持ち合うことになればいいなと思います。
今、それぞれの国を率いる人たちが、
一部の人たちの意見を総意であるかのように受け止め、
マスコミもそれを煽る傾向をおそろしいと思っています。
戦争になって戦場に送られるのは、勇ましげなことを無責任に言うお年寄りではありません。
おもてでいきなりお互いの顔をつぶしあうと戦争になるのは、過去の歴史が物語っています。
そうなる前にもっと水面下での外交努力を。
いまは焦土となってしまった国々も、つい最近まで平和な時代がありました。
日本がどうかそうならないように。
こんなのんきなイラストを世界の人に見せて楽しめる時代がつづきますように。