昨日は雑貨アーティストのきむらさちよさんと二人で
人形の展覧会に行ってまいりました。
「旧高松宮のお人形 併設展 幕末の宮廷と幕府」
大阪青山歴史文学博物館(阪急能勢電鉄「一の鳥居」駅下車すぐ)
4月29日まで開催。月曜休館、10時から5時までです。大人700円。
何を観に行ったって、これですよ。
犬の毛人形。
幕末の頃、お姫様たちの愛玩した人形。小さいのですが、すが糸とかいう細い絹糸を使ってつくられたらしい。
もうこれ大好き。犬ころって感じですよね。写真はもちろんだめなので、これはパンフです。
宮家献上の人形たちということで、ほかの御所人形などもレベルが違います。
かしらの上品なこと。保存状態もとてもいいです。
展示作品数は少ないですが、たいへんに見ごたえのある人形展でした。
お前は餅か??と言いたくなるような、御所人形(てのひらサイズ)が逸品です。
鏡餅か溶けかけの雪だるまのような形。究極のデフォルメでありながら、顔の絵付けの繊細なこと、可愛いこと。
さぞお姫さまも愛されたことでしょう。
この博物館、青山大学の施設なんですが、たぶん学長あたりが歴史マニアなのか、不必要に立派な「お城」なんですよ。
生徒の父兄が納めた寄付金はこのように使われているようです。
ただこれも少子化にそなえた戦略のひとつのようです。フィットネスジムなどのスポーツ施設も開放して、学校経営の多角化をめざしているようです。たいへんですね。
ミラーだってこだわってます。
お城?の展望台もあります。(周辺の住宅地が見渡せます(笑))
学内にはさくらの木がたくさんありますので、もう一週間もしたら見ごろになると思います。花見の穴場としておすすめです。
森蘭丸の子孫が寄贈した石とか、三英傑の銅像とか、つっこみどころ満載のお宝が方々にあって面白い場所です。