ペンギン・インコ陶つうしん

penguin10.exblog.jp
ブログトップ

京都アート散策3 秋野不矩展

国立近代美術館へいく途中にある画材屋で前売り券を購入。
閉館30分前に駆け込む。
d0123492_123521.jpg


秋野不矩さんは
インドをテーマにした作品で知られる日本画の巨匠。

10年以上前、なんの前知識もなく入った画廊で
不矩さんの大作「廃墟2」「廃墟3」の絵を見て
自然に涙がにじんできました。

絵が好きな私ですが、
絵を見て泣いたのははじめて。
その時の精神的な状態もあったかとは思いますが、
すうっと心に入ってくる絵でした。

たしかなデッサン、素朴でこころのこもった一本一本の線。
色のコントラストの美しさ。女性らしい繊細な視点。
あんな小柄で穏やかな外見からは想像もできないパワフルな画面。

以来、たいていの展覧会には行ってますし、天竜にある個人美術館にも行きました。
10年くらい前、祇園の鉄斎堂で展覧会があったときご本人が来廊され、
仕事のあと大急ぎで駆けつけたのですが、タッチの差でお会いできませんでした。
今でも残念です。

100歳ちかくになってなお新しいテーマ、「アフリカ」を描き出され、
2枚ほど描かれたところで亡くなられました。
絶筆は砂漠に立つ人間を描いた絵。

インドの後期の絵は、80年代~90年代の輝きを失い、
残念に思っていたところ、アフリカの一枚目の絵が往年の輝きをはなっていたので、
期待していた矢先の他界でした。

でも絶筆の砂漠の絵、大好きです。
人生の最後まで新しい自分を追い求めてやまない。

とうていたどりつけませんが
理想の女性です。

********

秋野不矩展

京都国立近代美術館(岡崎公園内) 5月11日まで。9時半~5時 
夜間開館(毎週金曜8時まで)が空いてておすすめです。
一般1200円。(前売り1000円を神宮道の東側の画材屋博宝堂であらかじめ購入がお得。)
[PR]
by kozakurapon | 2008-04-16 12:12 | わたくしごと | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://penguin10.exblog.jp/tb/7715858
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。