ペンギン・インコ陶つうしん

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カテゴリ:らくがきドラマ( 48 )

スナックラブバードふたたび

作品紹介ばかりだと単調ですね。

夏まつり9周年記念ということで
なつかしのスナックラブバードの続編を描いてみましたので、お楽しみください。


******


ここはスナックラブバード。

短気なママと自由なちいママがあなたを迎えます。

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おや、きれいな女の子だな・・

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ママ、ネクトンをロックで。
あ、あの方にも、ぼくから。

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君の瞳に乾杯!

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あんたらジャマしないのっ!!!








(^^)
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by kozakurapon | 2017-08-12 18:05 | らくがきドラマ | Trackback | Comments(1)

ラグビーインコ解説 オフサイドについて

岸和田での個展の時に
ラグビーのオフサイドに関する、とてもいい質問をいただきました。

その質問をされた方は若く、
サッカーの下部リーグの審判の資格はあるということでしたが
さすが、私などには思いもよらない、
ラグビーのルールの難しさの核心にせまるいい質問だったと思います。

ダンナに聞いたら、
実際に試合を見ながら、その例外のケースについても教えてくれました。

ダンナは、一般の人たちに説明するのはとても難しいので、
そんな詳しく書かなくて良いよというのですが、

ひとことで説明するのが難しいからこそ、
図解してわかってもらえるようにしなくてはいけないのではないでしょうか。

ここを説明しないから、レフリーの間違いみたいに思われてしまうのでは。

下記を、前にアップした、ポジション解説や素朴なギモン集と合わせて参照し、
難解と言われるラグビーのルールを自分のものとしてください。

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(*'▽'*)
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by kozakurapon | 2016-12-16 13:17 | らくがきドラマ | Trackback | Comments(0)

らくがきドラマ「インコ侍」第5話

カピバラ忍者・カピ蔵と、風雷坊の前で練習試合をすることになった小太郎。
お互いに動きやすい道着に着替え、木刀をかまえて向かい合った。

「ふふふふ、小太郎とやら。」  カピ蔵が不敵な笑みをうかべた。

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「今、はっきりとわかった。おぬしはわたしに勝てぬ。」

「どうしてそんなことがわかるのだ!」

「おのれの姿を見よ。」

「・・・あっ、しまった!」

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緊張した小太郎は、袴の片方に両足をつっこんでいた。

「ううっ、どうも身動きがとれんと思ったら・・・」

「ふふふ、まぬけだのう。では、こちらからまいるぞ。 九字護身法!」

カピ蔵は忍者なので、呪文をとなえ、「印」をむすんで精神統一をしてから戦う。
九字護身法は、9つの漢字をあらわす「印」を手指ですばやく結ぶものだが、
カピ蔵はカピバラなので指が4本しかないため、全身であらわすようだ。

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カピ蔵が九字護身法をあらわしている間に、形勢を立て直した小太郎が一撃すると
倒れたカピ蔵は突然煙幕をはって姿を消した。
あとには、カピバラの毛が1本落ちているだけだった。

「こっ、これは」
「煙豚(えんとん)の術じゃな。」 風雷坊が言った。

「あいつは都合がわるくなると火薬玉を投げて消えるのじゃ。」
「はあ・・・。」
「口ほどにもない奴じゃが、あれはあれで意外と役に立つこともあるのじゃ。
妙なところを見せたな。かたじけない。」
「いえ、風雷坊様。」

「ときに、先ほども訊いたことじゃが、おぬしらはどうやってここに来た。
もう少し拙者にわかるように、話をしてはくれぬか。」

風雷坊はなかなか、頭がやわらかいようであった。


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「ふうむ。なるほどな・・。にわかには信じがたいような話じゃが、
そういうことなら、拙者の鉄壁の守りをすりぬけて、
この屋敷にいつのまにかあらわれた訳もわかるような気がする。」

「信じてくださいますか?」

「おぬしらからは嘘の匂いはせぬ。信じよう。」

「ありがとうございます。」

「・・・じつは最近、少し困ったことが起こってな。
いろいろと対策を練ってきたが、どうも拙者の力だけではどうにもならぬ。」

「困ったこと・・・」

「こういう時は、おぬしらのようにまったく違うところから来て、
違う見方でものを見る者たちが必要なのじゃ。
もしよければ、わが屋敷に食客としてしばらく過ごし、力を貸してはくれまいか。」

こうしてオカメもんと小太郎は、風雷坊の屋敷にとどまることになったのだった。




*****

つづきはインドネシア在住の方は「+62」3号にて。
今年の夏まつりではここまで。
+62を通信購読されるかネット配信か、来年の夏まつりまでお待ちください。


今年の夏まつり最終日の18日は、更新はありません。
18日夜11時59分59秒までエントリー可能で、取り下げや変更もできます。
じっくり考えてエントリーしてください。






*****
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by kozakurapon | 2016-08-17 23:31 | らくがきドラマ | Trackback | Comments(1)

らくがきドラマ「インコ侍」第4話

おいしそうなだんごに、つい小太郎が手をのばすと・・・

「くせものめ!」

小太郎はしたたかに錫杖(しゃくじょう)で手羽を打たれた。(また・・・)

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「おまえは何者じゃ。なぜこの部屋にいる。」

見ると、修験者の装束に身を包み、足毛も凛々しいライチョウが静かに立っていた。

「わ、わたしは小桜小太郎と申します。すみません。つい、出来心でだんごに手が伸びました。」

「だんごというより、なぜここに来た。わしを立山風雷坊と知ってのことか。」

「たてやま・・・ふうらいぼう?」
小太郎はびっくりして目を丸くした。

立山風雷坊といえば、わが流派「コザクラ無茶苦茶流」のもととなった
古式剣術の開祖で、伝説の剣豪ではないか。
(うっわあ・・・サイン欲しい!!!」

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立山風雷坊は、剣術の古文書にも修験者の姿で登場している。

腰に差した羽扇で相手の鼻先をコチョコチョして
油断させた隙にもう片方の手で持った刀で打ち込むという有名な必殺技
「鳥式二刀流」の遣い手として知られている。

「おお、風来坊様、富山で奥義をきわめ、のちに鳥江戸に来られ、
わが流派「コザクラ無茶苦茶流」のもととなる教えを
開祖に賜ったと父に聞いております。
私は御流派の流れを汲む者。無礼の段、お許しくださいませ。」

「おぬし、拙者にゆかりの武芸者とはどういうことだ。なぜ未来を見てきたようなことを言うのか。」
風雷坊は、赤い眉をひそめてあやしんだ。

「いえ、われらはその未来から、不思議な力でこの時代のこのお屋敷にやってきたのです。
「はて面妖な。言っていることの意味がわからん。」
「風雷坊様、お会いできて光栄です。差し支えなければ、ぜひ一本お手合わせ願いたいのですが。」

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「いえ、それには及びませぬ。風雷坊様。」
板戸のむこうから声がした。

「おう、カピ蔵か。どうするつもりだ。」

「このようなわけのわからない者に、風雷坊様がお手ずから稽古をつけるなどもってのほか。
私がお相手つかまつろう。」
そう言うと、板戸がいきなりどんでん返しのように廻り、巨体のカピバラがあらわれた。

「おおっ、まるで忍者屋敷!さすが戦国時代だな!!」
小太郎はワクワクした。

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ところがカピバラは勢いをつけすぎたのか、高速でまわる回転扉から出られない。

「うおおおおおおおおおお!」

「カピ蔵、しっかりせんかっ!」

風雷坊がサッと錫杖を差し込むと、カピバラはこちら側にどうっと転がり出た。
腰をさすりながら起きあがったカピバラは言った。

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「わたしはごらんのとおり鳥ではないが、風雷坊様の剣にほれこみ、一番弟子となった
忍者カピ蔵。」

「忍者!?」

突然あらわれた(自称)忍者。小太郎との勝負はいかに。


つづく




*****
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by kozakurapon | 2016-08-16 10:44 | らくがきドラマ | Trackback | Comments(0)

らくがきドラマ「インコ侍」第3話

文机の引き出しから突然あらわれた「鳥のようなもの」にしがみつき
不思議な空間を飛んだ小太郎。
「うわあっ!」
突然ぽっかりとあいた穴から、見知らぬ部屋の中に投げ出された。

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「いててっ、ここはどこだ?」
「ここは、君が行きたいと望んでいた時代だよ。」
あやしい「鳥のようなもの」は初めて口をひらいた。
「あんた・・・しゃべれるのか?」

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「ああ。ぼくの名前は ”オカメもん” 。未来の世界の鳥型ロボットだ。
・・・と言ってもわからないね。君の生きている時代の400年あとの時代からやってきたんだ。

うさんくさげな表情の小太郎。

「君がぼくの背に乗って頭の出発レバーを引いたから、お望み通り
君の時代の150年前、日本統一を目指して内戦がおこり
多くの英雄や剣客が生まれた時代 ”戦国時代”にさかのぼってきたわけさ。」

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「はあ・・・何を言っているのかよくわからないのだが・・・。」
小太郎はオカメもんの背に乗って自分がとんでもないところに来た、
ということは実感できたので言った。
「ともかく、われらは戦国時代に来たのだな。あんたの言うことを信用することにするよ。」

たどりついた部屋をあらためて見まわすと、
どうやら自分とオカメもんは、この部屋の文机から出てきたらしい。
部屋のなかには甲冑がおいてあり、どうやら武家の屋敷のようだ。

「ぼくの仕事はタイムトラベルツーリスト。客を乗せて時空を超え、旅をさせるのが仕事なんだけど、
まだ免許とりたての見習いで、あまり自信がないんだ。
君に出会った時も、実は練習中だったのさ。」

「はあ・・・。」

「でも、いきなり君にかみつかれてパニックになり、余計なことを考えずにすんだせいか
君が心の中で行きたいと思っていた時代に着くことができた。ちょっと自信がついたよ。」

「へえ・・・」

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オカメもんの言うことは突飛すぎてよくわからないので、なま返事をしていた小太郎だが、
ふと、かすかにただよう、うまそうなものの香りに気がついた。

「これは・・・だんごではないか?」

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香りのする方、隣の部屋との境の木戸をあけると、
祭壇の上になんともおいしそうな月見団子がそなえてあるではないか。

「戦乱の時代でも、この季節には月を愛でることを忘れない。ここの屋敷の当主は風流だな。」
オカメもんは感心した。

おいしそうなだんごに、つい小太郎が手をのばすと・・・・


つづく



*****

このお話からは、まだ「+62」本誌にも掲載されていません。
インドネシア在住の方にはネタバレになり申し訳ないですが、
まだまだ、続きます。



*****
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by kozakurapon | 2016-08-13 14:08 | らくがきドラマ | Trackback | Comments(0)

らくがきドラマ「インコ侍」第2話

「うわあああああ、何だおまえは!」

文机のひきだしから突然飛び出した「鳥の化け物のようなもの」
を見た小太郎は、肝をつぶしてひっくりかえったが、そこは一応剣術つかい。すぐ我にかえった。

(待て、おちつけ。父のおしえを思い出すのだ。)
「コザクラ無茶苦茶流奥義その1.”まず噛め”」

小太郎はその化け物におもいっきり噛みついた。

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「ギャアアアアアア」
それはおどろいて、大きな声をあげた。
「奥義その2.”とりあえず上に乗れ」
小太郎はその上に無理やりよじのぼった。

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「奥義その3.”とりあえず頭をすりつけろ”」
小太郎が奥義どおりに頭をすりつけていると、ふとした拍子に、なにか引手のようなものに頭が触れた。

「カチッ」

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すると鳥の化け物は、
「時間旅行に出発します」と言って、急に波立つようにうごきはじめた。

「うわあっ!」

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ふりおとされまいとしがみついた小太郎とともに、「それ」は
文机のなかに忽然と姿を消した。


「小太郎さん、何のさわぎかえ?もうすぐ夕餉のしたくができますよう。」

母・小春が部屋をのぞくと、だれもいない。
「あれえ、どこへ行きなすったかねえ。」

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ひらいたままの文机のひきだしを閉め、小春はつぶやいた。

「まあ、おなかがすいたら戻りなさるだろう。」

つづく




*****

インドネシアと日本双方向に向けて発信する情報誌 
「+62」の日本語版に続き、インドネシア語版が発行されました。
ことばをインドネシア語に変えたらこんな感じになります。

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創刊0号は、「ドラえもん特集」。

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インドネシアでもドラえもんは大人気で、
アニメのドラえもんの声は日本では大山のぶ代さんが有名ですが
インドネシアではこの女性だそうです。

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なんだか、服の色とスカーフのせいか、ドラえもんに見えてくる・・・^^

創刊号がドラえもん特集と聞いて、
私なりにドラえもんへのオマージュとして、タイムマシンをらくがきドラマに織りこんでみました。

(としを)とってもだいすき、ドラえもん。



*****
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by kozakurapon | 2016-08-11 23:03 | らくがきドラマ | Trackback | Comments(1)

コザクラ剣客商売 5 [最終回)

忌暮の放ったコモドドラゴンに追い回されつつも
3羽はペンギンヒナを救出しようと走った。

ヒナたちを見つけ、縄を外そうとしたが、
思ったより頑丈な縄で、ポ兵衛の愛刀 藤原ホワ助を使っても切れない。

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「くそっ、はずれぬ。」
「コモドドラゴンが来たらおおごとじゃ。どうにかせねば・・・。」

茶居治郎はふと、そばにあったペンギンタイムカプセルの
底蓋をはずしてみた。

中にはなにやら古文書が入っていた。

「・・・ネタ・・に・・困ったら・・我を呼べ・・・?」

さらに奥をさぐると、
なんと伝説の鳥なまはげグッズ
「オカンカーメン」の像が入っているではないか!

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茶居治郎は恐怖で一気に細くなった。

(説明しよう。鳥はものすごく怖い目にあうと、毛がぺたんこになって細くなるのだ。)

「どうした茶居治郎!」
「ち、父上、これを・・・・!!」

「ヒエエエエエエ!」

そこにいる者は全員鳥なので、いっせいに細くなった。
ペンギンヒナたちが細くなった瞬間、縄がパラリと床に落ちた。

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「でかした茶居治郎!」
「早く逃げなくては。」

一行が走り出して玄関のそばまで来た瞬間。

「ぐわああああ」

コモドドラゴンに出くわしてしまった。
もはや絶対絶命か。

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そのとき。

ガラッと湯殿の引き戸が開いて、カピ六が出てきた。
みっしりとした肉(しし)置きの背中に、気持ち良く汗をかきながら
ふるーつ牛乳をあおっている。

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ふるーつ牛乳を飲み干すと、
カピ六はゆっくりとコモドドラゴンに向き合った。

「鰻やのカピ六とは、世を忍ぶ仮の姿。
わたしはカピバラ無精(ぶしょう)流の正統継承者、茂屁茂屁(もへもへ)カピ蔵だ。」

「がるるるる・・・」

「カピバラ無精流居合(いあい)、 和(なごみ)の一手!」

カピ六ことカピ蔵はそう叫ぶと、ぼわっと毛を膨らませた。
そしてL・O・V・E の文字を、その身を使って描いたではないか。

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「おおおっ・・・」
「なんだこのなごむ感じは。」
「むしょうに風呂にはいりたくなってきたぞ・・。」
「つまらぬことでいがみあうのがばかばかしくなってくる・・」

これこそが、カピバラ無精流の奥義。
戦わなくていい。風呂に入って和んだら、敵も味方もありはしないのだ。

さしものコモドドラゴンも、毒気を抜かれてすっかり和んでしまった。
そのすきにそっと檻をかぶせるコザクラたち。
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「いやあ、なごむのう。」
忌暮の表情が別鳥のようにおだやかになった。

「力に力で対抗しても、それはまた遺恨をのこし、争いは果てることがない。
またどれだけ権力をふるい、身を飾っても
風呂にはいればみな同じ、はだかの鳥類だ。

剣を抜くこともなく、コモドドラゴンにも勝てる、和みの力。

わしは何か目が覚めた思いがする。
剣士たちよ、無礼の儀、許してくれい。」

こうして、無事に彼らは川を渡って鳥江戸の街に帰った。

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「あれえ、みんな無事だったかね。
いま、おいしいものこさえているから、ちょっと待ってよう。」
「お茶瑠、何を作っておるのじゃ。」
「はい、はい、粟の穂にさっとネクトンをかけまわしたものを
丹念に吐き戻したものだよう。」
「ほう、それはよい、よい。」

夏のおわりの空は、たかく澄み切っていた。





コザクラ剣客商売  完
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by kozakurapon | 2015-08-18 22:38 | らくがきドラマ | Trackback | Comments(2)

コザクラ剣客商売 4

なりゆきで始まった天下一武闘会。
先鋒は、孤高の剣豪 ハシビロ武蔵と茶居治郎である。

背の高いハシビロ武蔵は上段の構えで茶居治郎を静かに威嚇。

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10分経過。

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30分経過。

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1時間経過。

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そのとき。
唐突に、ハシビロ武蔵は裂帛(れっぱく)の気合いで茶居治郎に襲いかかった。
不意をつかれた茶居治郎・・・!

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「うぬうっ・・真剣白羽鳥(しんけんしらはどり)か!!」

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刺さってるけど。

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「茶居治郎っ!」
真っ青になるポ兵衛と手裏剣おぴ~。

「大丈夫ですよ父上。」

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「低反発素材のヘルメットをかぶっておいて良かったです。」

ハシビロコウは1回戦うと半日休まないといけない体質なのであっさり退場。
怒り狂う悪代官忌暮(いみぐれ)。

「つぎはダルマ兄弟行け!華麗なワキワキステップで翻弄するのだ!」

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手裏剣おぴ~が蕎麦の実を見事な手さばきで投げていくも、
軽快なフットワークですべて噛み砕き、まったく隙をみせないダルマ兄弟。

「わしも加勢するぞ!」
そう言い放ち、ポ兵衛が鳥のようにひらりと舞い上がった。(鳥だけど)

「コザクラ無茶苦茶流奥義 ちゃぶ台返し!」

そこらじゅうの文房具や重要なメモ、レシートを
次々に落としていく荒技で相手を翻弄。

おぴ~も負けじと、
「亀羅万(かめらまん)流手裏剣奥義  水糞回転連射!」

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「うへえっ、きたねえ!」

ひるむダルマ兄弟。

コザクラ剣士たちのしぶとさに業をにやした悪代官忌暮。
「ふっ、かくなるうえは、あの秘密兵器で相手するしかなさそうだな。
大きな檻を曳いてくるよう、部下に命じた。

「ふふっ、これと対決するがよい!」


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「ううっ、コモドドラゴン!」
「おなかがすいたらわが子でも食らうという、怖ろしいトカゲじゃないか。」

「よく知っているな。ちょうど腹が減っているようだぞ。逃げ惑うがよい!」
忌暮はそう言うと、紐をひっぱり、檻の扉を全開にした。

「うわあああ~」

飛び出してきたコモドドラゴンに、
逃げ惑うコザクラたち。

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おなかがすいたら、わが子を襲うこともあるコモドドラゴン。
おなかがすいたら、忌暮たちも公平に襲うコモドドラゴン。

「うわあああ~」

「まことに、あほうな・・・」
忌暮であった。


つづく。









 


 
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by kozakurapon | 2015-08-16 23:50 | らくがきドラマ | Trackback | Comments(0)

コザクラ剣客商売 3

茶居治郎と手裏剣おぴ~は、
カピ六の背中に乗って川向うの代官屋敷に向かった。

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「変わった建物ですな。」
「茂茄子(モナス)と呼ばれているらしいですぞ。」

「おもてに人がたくさんいるわりには、案外スッと中に入れましたな。」
「だが気を付けないと。この建物は動線が無茶苦茶で、潜入が難しいですぞ。
ほら、こんな入口のそばにいきなり湯殿がござるよ。」
「まことに・・。」

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最初の角を注意深く曲がると、
なんと目の前の廊下のつきあたりに、ペンギンの子供たちが縛られていた。
「えええっ!」
「テキトーすぎではござらぬか!?」

「あっ!」

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ふたりが一歩踏み出すと、天井から大きな網がかぶせられ
たちまちつかまってしまった。
「ううっ、油断した!」

「彼らをつかまえるためのわな・・・・」
であった。

「そういえばカピ六は・・・」
「ううむ、湯殿のあたりから姿が見えんな。
あとで助けにきてくれるやもしれぬ・・・。」

ふたりは悪代官、忌暮(イミグレ)の前に引き出された。。

「こそこそと入り込んだのはおまえらか。何がめあてじゃ。」

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「罪のないペンギンのこどもを6人も拉致しているであろう。
親御さんが心配しておられる。返してやってくだされ。

また、ペンギンの家宝のタイムカプセルも留め置かれていると聞いている。
職権濫用、はなはだしいのではござらぬか?」

「ふふ、ふふふふ。人聞きの悪い。なにも返さぬとは申しておらぬ。
こちらも仕事で、なにをなすにもいろいろと手間がかかっておる。
手数料としてもらうべきものをもらえば、今すぐにでもお返しできる。
・・・・ほら、これでござるよ。」

忌暮は片手を前に出し、手真似をした。

その瞬間。

「うわっ、何事!」

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どこからともなく、ポ兵衛が飛んできて
シュポッと手の中にはいったではないか。

「父上!?」

こうしてポ兵衛も茶居治郎たちに並んで縛られた。

「しもうた・・・。どうもわしはあの手のかたちによわいのじゃ。
恥ずかしいところをお見せしてしもうたのう、かたじけない・・・。」

「いや、われらもコザクラなれば、あのような手のかたちを見ると
つい頭をすりつけたくなるのもわかります。」

「ふふ、うふふふふ。おもしろうなってきた。

コザクラ剣士たちよ。ではこうしよう。

わしが抱えておる武芸者たちと試合をせぬか。
天下一武闘会じゃ。

お前たちが勝てば、ペンギンたちも家宝も自由に持ち帰るがよい。
勝てぬなら、しばったまま川に放り投げてくれよう。」

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「・・・・承知した。」

コザクラ剣士たちの運命やいかに。
そしてカピ六はいずこに。


つづく。
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by kozakurapon | 2015-08-13 15:24 | らくがきドラマ | Trackback | Comments(0)

コザクラ剣客商売 2

ポ兵衛に追い立てられて出てきた茶居治郎。
まずは腹ごしらえと、茶屋に入った。

「あいつ、粟の穂だんごをどれだけ食べるんだ。のんきなやつめ・・。」

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ポ兵衛もやはり鳥の親。子供の成長のためには、つきはなさないといけないとは思っているが
つい心配であとをついてきてしまっていた。

「わあっ!な、なにをする!!」
茶屋の前が急に騒然とした。
鰻やのカピ六が、浪人者にからまれているらしい。
商売ものの鰻の入った桶をひっくり返され、倒れ伏している。

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「カピバラふぜいが、この鳥江戸の街をうろうろしやがって、目障りだ!」
「くやしかったら翼を持って飛んでみろ。」

いわれのない中傷を受け、起きあがることもできないカピ六。

そのとき。

ちょうど茶居治郎のうしろにいた武家のコザクラの手羽先が
目にもとまらぬ早さでうごいた。

「んがっ! むうん・・・」

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浪人たちはだんごの串の手裏剣で、板塀に縫い付けられ
口にはだんごと茶碗を放り込まれて、まさにぐうの音もでないありさまだ。

「・・いやあ、おみごとでござった。」
思わず武家に話しかける茶居治郎。

「あわよくば、一緒についてきてほしい・・・」
のである。

「失礼ながら、かなりの剣術の遣い手とみました。いずれのご家中かな?」

「いや・・、主家については申し上げることはできぬ。
わたしの名はとうもとおぴ太郎。
亀羅万流の手裏剣を遣うので、手裏剣おぴ~と呼ばれている。

恥ずかしながらわたしは、主君の大事なレシートを噛んだ罪により、国外追放になっておる身。」

「おお・・レシートを!それは大罪でござるな・・。」
「いかにも。」

「しかし・・・もし大きな手柄をたてることができ、それが世間にひろまれば
ご主君の怒りも消え、国許に帰ることができるやもしれませぬぞ。」

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「大きな手柄・・?」
「いま私は、川向うの悪代官、忌暮に拉致された、
ペンギンのこどもたちと家宝を取り返しにいくところでござる。」
「ああ、あの代官の悪業は目に余ると聞いておる。
なるほど、証拠をおさえ、評定所につきだすことができれば、大手柄でござるな。」

「加勢をお願いできるであろうか。」
「うむ・・・。あいわかった。」

こうして茶居治郎は心強い仲間をみつけることができた。
ふたりが茶屋を出て歩きはじめたとき、
おぴ~の袴をひっぱる者があった。

「うわっ、なんだっ!!」

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「さっきのカピ六ですよう。危ない所を助けていただいて、ほんとにうれしくて。
これからあなたがたについていって、手助けをしたいんだよう。」

「はあ・・たしかに多勢に無勢ゆえ、手助けはありがたいが・・
お前さんはカピバラだろう。目立ちすぎてだめだよ。鳥じゃないと。」

「いや・・おぴ~さん、この頭巾をかぶせれば大丈夫!
耳が見えないから、どこから見てもコザクラだよ。」
茶居治郎はカピ六に、すっぽり頭巾をかぶせた。

「おおっ!たしかに鳥にしか見えないぞ!これなら潜入できるな!」

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「・・・去年のらくがきドラマと同じ展開になってきたぞ。(参照→「ラブバード・ウォーズ 第2話」)
こいつら、大丈夫なのか?!」

ポ兵衛は瞠目し、途方にくれた。


つづく

















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by kozakurapon | 2015-08-11 22:47 | らくがきドラマ | Trackback | Comments(0)