ペンギン・インコ陶つうしん

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カテゴリ:わたくしごと( 228 )

インコでわかる?ラグビー

ラグビーの試合を花園まで見に行ってきました。

私はラグビー好きのダンナと結婚するまで、この競技について全く興味がありませんでした。
ダンナについて行って見てるうちに、なんとなく理解してはきましたが
ルールがちょっとわかりにくく、初心者が何の説明もなく見て楽しめる競技とはいえないと思います。

東京オリンピックで巷は盛り上がっておりますが
それより先、2019年にはラグビーワールドカップが日本で開催されます。
外国人の観客が何万人も日本に押し寄せ、お祭り騒ぎになるのです。

できるだけ多くの方にラグビーの面白さを知ってもらうために
初心者がラグビーを楽しむポイントを、インコを使って説明したいと思います。(笑)

ラグビーは、15人で楕円形のボールを後ろにパスしながらゴールに向かって走り、
ボールをゴールの地面に上から押し当ててトライします。(5点)

トライできたらゴールにキックする権利が与えられます。入ったら2点が入ります。

試合中、敵はボールを持った選手しかタックルしてはいけません。

ものすごくざっくりした説明でごめんなさい。
あとはラグビーを見たり、モーニング2で連載中のラグビーまんが→「ALL OUT
を見て覚えてください。
(いきなり丸投げ・・・)

ラグビーを楽しむためにとても大切なことは、背番号の役割を覚えることです。
野球などの球技において背番号は、競技自体にはあまり関係ありませんが
ラグビーの背番号は意味があります。

1番から8番までは、フォワードといいます。
スクラムを組んだり、ラインアウトのときに飛び上がってボールを取る
ひとことでいえば、敵とボールの争奪戦をする、力の強い人たちのことです。

9番から15番はバックスといって、フォワードが取ってきたボールをパスしながらゴールまで走って運ぶ役目です。

陣形は、敵味方のコザクラが2羽向かい合って戦う と思えばわかりやすいです。

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クチバシの先の2番がスクラムの中で足をうしろに掻きだしてボールを後ろにころがし
6,7のフランカーやナンバーエイト、9番のスクラムハーフがボールを取って自ら前に走ったり、
後ろのバックスに投げます。
バックスはコザクラが右左交互に翼をひろげるように外側に広がり、後ろにパスをしながら走り、
翼の先にいるもっとも足の速い11番ウイングまでボールを渡してトライします。

私の主観ですが、インコ(オウムも含む)でいうとこんな鳥たちがそれぞれの役目に適しているように思います。

フォワード前列はやはりコザクラインコの力強い頭押しに期待しましょう。

2列目のまんなかのロックは、ラインアウトのときに高くとびあがってボールを取るので
背の高いスミレコンゴウインコが適しています。

6番、7番のフランカーはオオバタン。力強くボールを奪取します。

ナンバーエイトはコンゴウインコ。体格がよく、攻撃の起点になります。

9番のスクラムハーフは唯一小柄でもOK.セキセイインコ。機敏に走り回り、ボールをこまめに拾って回します。
よくしゃべるポジションでもあります。(笑)

10番のスタンドオフはゲームメイクをする頭脳的ポジション。ゴールキックもするので
賢く器用なヨウムに向いているかと思います。

12、13番のセンターは果敢にタックルをしたりボールを持って走る万能ポジション。
コガネメキシコインコに向いてるかと。

11番、14番のウイングは、足のとびぬけて早い選手が向いています。
途中、ぴょんぴょん跳んでどこか行ってしまいそうで不安ですが、ズグロシロハラインコを配してみました。

15番のフルバックは守備の要。ある程度背の高い選手が向いているので
ウロコインコにしてみましたが、ちょっと不安が・・。(爆)


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このチーム、鳥は基本フリーダムですから、ちゃんと与えられた役割どおりやってくれるのか疑問です。

ぜひこんなイメージでラグビーを見てみてください。楽しめるかも。
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by kozakurapon | 2014-01-12 17:16 | わたくしごと | Trackback | Comments(5)

鼻笛第九2013に参加してきました。

日本では、年末といえばなぜかベートーベンの第九の演奏が各地でおこなわれます。

今年で3回目になるのですが、三重県津市の四天王寺というお寺で、
「鼻笛第九」という催しがありまして、鼻笛仲間からお誘いを受けておりました。

年末の忙しい時に遠出はなぁと思ってましたら、
ダンナが意外にも行きたいと言い出しまして、思い切って行ってまいりました。


最近私のブログをご覧になった皆様にはわからないと思うのでご説明します。

私は1年ほど前に鼻息で音を出す楽器、「鼻笛」づくりに
ちょっとだけ挑戦したことがありました。

音楽、とくに器楽演奏にはまったく興味がないくせに
「鼻息で吹く」という非常にゆる~い感じがすごく自分のツボにはまりまして
オカンカーメン鼻笛などさまざまな鼻笛を作りました。
これはフランスの鼻笛愛好家Ukeheidi氏がオカン鼻笛で演奏してくれた映像です。



が、楽器というのはなかなか奥の深いものでして
ある基本的な部分をかなりきっちり作らないと、まったくいい音が鳴りません。
誰にでも音を出せるものを作るのは難しく、しばらく作るのはやめていたのでした。

本来ならば自作の鼻笛で参加したいところですが、私のは第九を演奏するには高音部が出にくいので
滋賀のRonさんの陶鼻笛を使うことにし、袋を作りました。

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ダンナ用には南アフリカの鼻笛作家クリスさんの名作鼻笛「ボカリナ」の陶バージョン。

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今回の鼻笛第九は、お寺のとなりにあるギャラリーで全国各地の鼻笛作家の作品を
実際に見て試奏もできるということで、楽しみにしていました。

会場は全国から来た愛好家でごったがえし、ピーピーと絶えず鼻笛の音が鳴り響いていました。

今回お誘いいただいた滋賀のRonさんも、新作ハガキ鼻笛をひっさげて参加されていました。
阪神間友の会の会長さん、さんぺいさんや、のこぎり・鼻笛奏者のひでじろうさんなど
関西からも知り合いの愛好家の方々が来られていました。
北海道や九州からも参加された方がおられて、びっくりしました。

ここで、有名な鼻笛プロ奏者のモスリンさんと初めてお会いすることができました。
第九演奏には使わないけれど、一応自作鼻笛を持っていっていたので
モスリンさんに試し吹き、アドバイスをいただきました。感激です。

陶鼻笛は難しいので、あまり販売できるものを作る人はいないのですが
山口県のHappyfluteの高山さんの陶鼻笛は音色、デザインの良さともに素晴らしいとのうわさで
一度現物を見てみたいと思っていました。
画面のピンク色の鼻笛が高山さんの作品です。
絵は別の方が絵の具で描いておられるそうです。
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画面右の猫の絵の鼻笛は、伊勢友の会の西谷さん作。
非売品でしたが、私のペンギン鼻笛と交換してくださいました。
とてもいい音が鳴ります。

蜂の絵が描いてあるかわいらしい笛は、鼻笛ではありませんが、
リアルな鳥の鳴きまねができる、あぱっちさんの「鳥笛」。
鋭く息を吹き込み、底の穴を手で押えたり離したりすることで、鳥のさえずり音が出ます。
(うちに帰ってからポンタロウたちの前で吹いたらピキョピキョ大騒ぎが始まりました。(笑))

今回の展覧会では、鼻笛以外の面白楽器も出品されていました。
これはネコの人形の打楽器。タップダンスのように木彫りの猫が音を出します。

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この楽器の作家、駄楽器Nekoyaさんは他にも、ネコカリンバや、オイル缶で作った弦楽器など、
かなりユニークな作品を出されていて、目をひきました。

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夜になり、四天王寺の本堂に集まって第九の練習が始まりました。
私のように演奏が苦手な人は、主旋律のパートに紛れ込みます。(笑)

お寺の中なので写真は差し控えましたが、本堂はとても暖かく、休憩室も準備されて快適でした。
私たちは参加するだけなので気軽でしたが、準備はさぞたいへんだったかと思います。
ご住職や主催者のみなさんに感謝です。

演奏は鼻笛は3つのパートに分かれ、モスリンさんが指揮をとって行われました。
途中、歌手の方とモスリンさんの合唱や
他の面白楽器アーティストによる間奏も入り、とても楽しい演奏会でした。

面白楽器で特に私が聴いてみたかったのは、「ケロミン」!

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テルミンという昔の電子楽器がありますが、
それをカエル人形の口パクで音程を調節して演奏できるようにしたものです。可愛い!

ほかに、マトリョーシカを使った「マトリョーミン」
トランペットとホルン?をつなげた不思議楽器、
のこぎり楽器など、バラエティあふれる楽器が演奏を盛り上げてくれました。

地元のテレビ局が来たり、市長からメッセージが来たりで
地元では話題のイベントになっているようですね。

全国の素晴らしい鼻笛を目にして
わたしももうちょっと頑張ろうかな、と思いました。

来年はもっといい音が鳴る新作オカン鼻笛で参加できたらいいなと思います。
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by kozakurapon | 2013-12-29 19:00 | わたくしごと | Trackback | Comments(4)

オカン皮

年末なので窯場も大掃除。
こんな皮がでてきました。

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これはゴム抜きといって、オカン丼を作るとき顔の部分にゴム液を塗り、
上から釉薬をかけます。それを剥がした皮です。

鉛筆で形をおおまかに描いたものが、ゴム液にくっついて面白いのです。

以前、絵付けの勉強をしていたとき、小学生の団体が社会見学に来ました。
そのとき私は犬の絵を描いて、同じようにゴム抜きをしていました。
その時ひとりの小学5年生男子が遠慮しながら、この皮ちょうだいと言ってきたのです。

スライム、ねりけし、薄くなったせっけん。
そういう本当にとるにたらないものが大切だった頃の気持ちを思い出しました。

ゴムの質感と、絵がかいてある。
それだけで、ゴミのようなものが子供にはたまらなく魅力的なおもちゃになるのですね。

私は、いつもゴム抜きをするたびにあの小学生の男の子を思い出して
こうしてすぐに捨てられずに、なんとなくとっておいてしまうのです。
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by kozakurapon | 2013-12-27 14:01 | わたくしごと | Trackback | Comments(2)

インコも温まる季節

先ほど茶々の顔を見たら、両方の鼻からハナミズが出ていました。

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あわてて暖房をつけました。一気に冬が来たような寒さですね。

ポンタロウも毎朝放鳥したらすぐ私のふところに入ってきて出てきません。

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出そうとすると、服のなかを走り回るのでツメを立てられて痛いです。
でも、コザクラならではの甘えっ子ぶりを楽しめるので
この時期は楽しい季節でもあります。

寒い冬は、暖かい鍋料理が恋しくなりますね。

今年も耐熱シリーズを作りためていますよ。
まだ素焼き前の段階なので、いい写真はないのですが・・

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ふぐ?

もちろん違いまっせ。(笑)これは作品の一部分です。
全体像はまたできあがってからのお楽しみ。

12月20日(金)~12月23日(月祝) 兵庫県川西市のギャラリー NOMAにて開催の
「2013 NOMAMISE・WINTER」に参加します。


今年の耐熱シリーズも、またひと笑いして心も体も温まってもらおうとたくらんでいます。

暮れも押し詰まって、一番忙しい時期ではありますが
今年の笑い納め?!にぜひ足を運んでいただけたら嬉しいです。
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by kozakurapon | 2013-11-20 13:26 | わたくしごと | Trackback | Comments(0)

さよならBeautitude

私がオリジナル鳥アクセサリーを作ってもらっているところとして
このブログでも何度かご紹介した神戸のブティック、Beautitude(ビューティチュード)。
今年で10周年、顧客さんも多く、人気のお店だったのですが
今週末、10月27日で閉店するということになりました。

いわゆる「つぶれた」のではなく、
店長さんが新しいことにチャレンジするために閉めることにした、ということです。(ここは強調!)

ちまたに女性の服はたくさん売っていますが、
ほんとうに自分に似合う服を探すには、けっこう歩き回って探さなくてはいけないことが多く
あんがい面倒なものです。

家が遠いので、それほど頻繁に通うということはできませんでしたが、
服がない!と思ったら、ここへ行けば、値ごろで自分に似合う服を勧めてくれました。
服を探すのが苦手なわたしにとってはとても頼りになる店でした。

また、オカンカーメンのネックレスを作るときも、
皮ひもの結び方から丁寧に教えてくれて、
私の手に負えない細工は、しゃべりながらものすごい早業で
あっというまに素敵なアクセサリーに仕上げてくれました。
(↓写真はおぴ~@とうもとさん撮影)

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店長さんは、閉店のことを伝えようと私にも電話をくれたのですが
うまく連絡がつかず、私は知りませんでした。

ところがたまたま先週、いろんな偶然が重なって
行く予定のなかった神戸に行くことになり、ちょっと寄ったら
店頭に閉店セールの文字があってびっくり。

店長さんいわく、ほかの顧客さんにもそんな偶然があったそうで、
呼んでたのが聞こえたみたいだと笑っていました。

最後に買ったのはコート。

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店長さんのオリジナルブランド、IESEI(あとのEの字が鏡文字)「イエス」のネックレス。
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思えば、オーストラリアの友人からもらったキバタンの羽根でネックレスを作ってもらったり
ポンタロウのデコ毛でペンダントトップを作ってもらったり・・
わたしのお客様も何人か、愛鳥の羽根でバッグチャームなどを作ってもらったようです。
べつに鳥グッズの店でもなんでもないのに、
そんな無茶ぶりにキッチリ答えてくれたプロでした。

今後はまったくファッションとは関係のないお仕事を経営されますが、
そちらが落ち着いたら、アクセサリーづくりは続けていくとのことです。

お互いの立場でモノづくりの相談をしてきたので
店長さんとは顧客であり、なんだか友達みたいでもあり、不思議なつながりでした。

名刺もあらためて交換し、
これからは作家としてのおつきあいということになりますね、と
最後は店の前で握手を求めてくれました。

ガッチリ握手をかわしつつ、なんだか涙が出そうになりました。
たまたまカメラも持ってたので、記念写真は撮ろうと思えばとれたのですが
なんだかそんな気になれませんでした。

いいお店だったな。
店長さんの新しい門出を心からお祝いします。


Good Job!!
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by kozakurapon | 2013-10-25 15:20 | わたくしごと | Trackback | Comments(3)

中世のタピスリーにサザナミインコ?

芸術の秋。
ぜひ行こうと思っていた、
「貴婦人と一角獣」展(大阪・国立国際美術館)に行ってきました。
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7月からの開催でしたが、暑い中大阪市内に行くのが嫌で。(ヘタレ)

ヨーロッパの貴族の館にはたいてい、タピスリー(タペストリー)という、
重厚な織物が飾られています。
そのなかでも最高傑作といわれる、フランス国立クリュニー中世美術館所蔵の
「貴婦人と一角獣」の連作タピスリー。

チラシの写真ですが↓

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人間の五感「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」をあらわした5枚と、
「わが唯一の望み」というテーマの1枚。全部で6枚あります。

わたしは特に中世の文化が特別好きというわけでも、織物に詳しいわけでもありませんが
20代のころ読んだ、辻邦生の「廻廊にて」という小説のクライマックスシーンに
このタピスリーが出てきたのを覚えていました。
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このタピスリーがフランス国外に出たのは1度きりで、
一生見れないかもしれないと思っていただけに、嬉しかったです。

ジョルジュ・サンドやメリメの著作(どちらも読んだことありません)
機動戦士ガンダムにもこのタピスリーは出てきたそうですね。

辻邦生は、「違いがわかる男のGブレンド」のテレビCMにも
たしか出てたような気がする有名作家ですが、
なんと、近代文学賞を受賞した出世作ともいえるこの「廻廊にて」が
絶版になっていてビックリしました。(小説家も大変だなぁ・・。)

内容は、素晴らしい才能をもちながら夭折した、亡命ロシア人の画家・マーシャの
内的彷徨を描いたものです。
読書感想文が大の苦手な私には、この本の魅力をうまく表現できず残念です。

私にとって好きな本というのは、視覚的なイメージが豊かに浮かぶ文章でつづられたものです。
この本はとても美しいシーンがいくつも出てくるのですが、私には表現できないイメージなので、
最新のアニメ技術で綺麗な映像にしてほしい。
すごく絵の上手い・・内田善美さんか萩尾望都さんに、漫画にしてほしい・・。
テーマもとても深くて、語りだすと長いです。(笑)ちょっとこのブログでは言い表せません。

電子図書で生き残ることができたらいいのですが・・・興味のある方はぜひとりよせて読んでみてください。
マーシャの日記の部分の文章が仮名で書かれていて読みにくいのですが、
そこが特に美しい文章なので頑張ってください。
秋の夜長にぴったりの小説です。

ところで、このタピスリーにはインコが出てきます。
「味覚」のタピスリーで、砂糖菓子を貴婦人にもらうインコ、
これ、わたしにはサザナミインコに見えます。(画像はグッズのクリアファイル)

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また、このタピスリーのほかに同時代のタピスリーが何点か出てますが、
そのなかの1枚の、木のなかから頭を覗かせているオウム、
たぶんヨウムだと思います。
なぜか一番重要な赤いシッポが隠れてしまっているので特定には至りませんが。

植物やほかの動物も、まるで図鑑のように
種類を特定できるくらいリアルに描かれていて見応えがあります。

会場は60代後半~80代の高齢女性が多いように感じました。
この年代はなぜかゴブラン織りとか、ヨーロッパの織物が好きですね。

それと、見ていて思いましたが
美しい衣装と装身具をつけた少女、可愛い動物、草花。
少女漫画の基本構図ですよね。(笑)

タピスリーは中世における嫁入り道具のひとつだったみたいですが、
今も昔も、女性の好むものは変わらないのかも、と感じました。




追記

辻邦生 著 「廻廊にて」のなかでこのタピスリについて書かれた部分を抜粋しておきます。
(原文のこの部分は主人公の最後の手紙なので、カタカナで表記されています。)

*****

そこは光溢れる、美しい、輝かしい広間でした。
広間には誰一人見当たりませんでした。
音楽は、その清らかな天井から、私たちの上に、静かな調べで、鳴りつづけていました。

しかし、その広間が私を喜ばしたのは、それだけではありません。
広間の大きな壁面を覆って、美しい六聯(れん)一組のタピスリが、
まるで空から花の降りそそぐような思いに、私を誘ったからでした。

それは、どの一枚にも、浄らかな娘が一角獣に守護されて、
あるいは、花を摘んで花環を編み、あるいはオルガンで甘美な調べをかなで、
あるいは小鳥たちに餌を与えているところなのでした。
花々はどの構図の全面をも埋め、軽やかな花々の降りそそぐ中に、兎や犬がたわむれ、
浄福の香気が豊かに漂っているのでした。

(中略)

「総てのものは、繰り返される。単なる流転こそが、物の宿命なのだ。しかしこれは別だ。
このタピスリの空間は、生まれた時に、自分固有の未来を持ち、
自分の宿命を成熟する方向へ歩みつづけている。
私が、今、これに出会うまで、このタピスリは、すでに、
純粋な美しさを(現在)の表面に浮かべるまでの何百年に亙る長い時の空間を歩いてきたのだ。
おそらく明日再び、これとめぐり会うとき、これは、それだけ又稠密(ちゅうみつ)な時間の旅をしているのではないだろうか。
私たちにとって、一日は繰り返しであり、朝に戻ることであるのに、
これだけは、自分の新しい時間を、自分の未来と宿命の成熟の方向に向かって、きり開いてゆく。
これだけが(与えられた時間ではなく)自分固有の時間をもち、自分であることを歓喜し、
自らの成熟へと永遠に上りつづけてゆく。
これこそが「美」であり、美の意味であり、美の本質なのだ。」
その時私が考えたことは、ざっとこんなようなことだったでしょうか。

中略

私は、自分が説明しがたい平静さ、勇気、清朗さに充たされているのを感じました。
今まで感じたどの様な歓びよりも、魂の奥底まで、深く沈んでゆくような気がしました。
それは、おそらく私が、この滅びの現実に居ながら、花々の降りそそぐ永遠の空間に、
生きているという実感に刺し貫かれていたからでした。
あの浄福の若い娘が一角獣に守護されている図柄は、万物の照応する一点
ー美ーに護られている人間を象徴するように思われました。


*****

人間の一生はあっという間で、
どの時代もたくさんの芸術家が多くの作品を生み出しているが
そのなかで長い時間を生き残ることを許される作品は僅かです。
このタピスリはそのひとつだといえるでしょう。

この圧倒的な時間の重みをもつ作品の前で
私などはほんとうに取るに足らないけしつぶのような存在のひとつにすぎません。

でも、私の作品が、私の一生が終わり、その名前が忘れ去られても、
割れてなくなる日まで、見た人を微笑ませる作品でありますように。
今与えられたこのときを大切に、
ひとつひとつ丁寧に作品を作りつづけていきたいと思います。
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by kozakurapon | 2013-10-09 20:04 | わたくしごと | Trackback | Comments(2)

遅かりしポン沢直樹

あまちゃんと並ぶ今年の人気ドラマ、半沢直樹。

実は1回しか見てなかったんですが
倍返しという言葉が面白いなと思っていて
言葉のパロディだけ思いついてました。

それでイラスト描いたあとで、
ふとネット検索してみたら
同じネタがもうネット上でやりとりされていてガックリ。
ちょっと発想がありきたりでしたね。

でもせっかく描いたし、発表しときます。

ポンタロウの得意技。

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でんぐりがえしといえば森光子。


おそまつでした~。
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by kozakurapon | 2013-09-30 11:07 | わたくしごと | Trackback | Comments(0)

プライベート・インコあま絵

NHKの朝ドラ「あまちゃん」は、今年大ブレイク。
わたしも毎朝楽しみに見ていましたが、今週で終わってしまいますね。

今までの朝ドラと違うところは、スマホ時代の幕開けと重なったこともあり
「あま絵」といって、プロアマ問わずイラストの得意な人が
ドラマのパロディ画を描いてツイッターなどに投稿するのが流行ったことです。

たまに見ては爆笑したり、うまく描けてると感心したりしてましたが
ドラマが終わる前に
自分でも描いてみようと思いました。もちろん、インコあま絵です。(笑)

たくさんの「あま絵」ネタになった、主人公がスローモーションで飛び上がるタイトルバック。

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アイドルスカウトマンのミズタクが、周りの人に怪しまれないために
琥珀堀りの勉さんに弟子入りするも、琥珀に興味がないので
自分が磨いていた琥珀に虫が入ってるのを捨てるシーン。(琥珀は虫が入っているものの価値が高い)

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アキが歌唱指導を受けるが、高音部を出すためについつい白目になってしまうシーン。

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インコなら半目です。↑

このドラマで一番好きなセリフ。

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そう、わたしの「インコあま絵」はこのブログの愛読者しかわからないネタだけど

「わかる奴だけわかればいい」

のでございます。
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by kozakurapon | 2013-09-26 09:55 | わたくしごと | Trackback | Comments(8)

創作和菓子・「関西風月見いんこ」

そういえば今日は仲秋の名月ですね。

関東のお月見だんごは丸いお団子ですが
関西のお月見だんごは、月に雲がかかっている姿をあらわすとかで
少し細長いだんごにあんこがかかっています。

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創作和菓子って・・・普通じゃん?


いえ。


そんなわけ

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ございません。

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by kozakurapon | 2013-09-19 21:25 | わたくしごと | Trackback | Comments(0)

ペンギンルンバが欲しい。

拝啓 アイロボット社

こんなルンバ作ってください。

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コウテイペンギンのヒナはお母さんのおなかに
後ろ向きの姿勢で戻ります。
寒いときは頭からつっこみますしね。^^

留守中に、こんな可愛い掃除機が部屋を掃除してくれたら嬉しいですね。
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by kozakurapon | 2013-09-14 19:36 | わたくしごと | Trackback | Comments(7)