いきなり始まりますらくがきドラマです。
そのまえに「
じぶんでたべるうつわ展」のことでおしらせです。
遠方だったり、身体が不自由でなかなか会場まで足を運べない方のために
できるかぎり会期中うつわ展のブログのほうで作品写真と品番、値段をアップします。
欲しい方は会期が始まったらくらふとギャラリーのほうに直接問い合わせてください。
送料ご負担いただきますが代引きでお送りできるとのことです。
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おぴ~博士と助手ぽんがとなりの部屋にはいると・・。
不思議な緊張感がみなぎっていました。
なかには女性のコザクラがひとり。
カチカチカチ・・・クチバシを鳴らしています。
「そこの旅人。わらわは、ぽぽ。みんな私を噛姫(ガブひめ)と呼んでおる。
ここを通りたくばわらわを倒さなければならぬ。」
美しい容姿に似合わぬ恐ろしく尖ったクチバシ。
「うわ~こわい・・・」
「わらわのダッシュ噛みの威力をみせてやろう!」
姫はそう叫ぶとものすごい速さでサンドバックに噛みつきました。
「こっわ~!」
ふたりはふだん隠している鼻の穴をひろげて、恐怖のあまり細くなりました。
「こんなおそろしいダッシュ噛み攻撃に対抗できる奴など
おるか?」
「ぴきょっ!」
「わあびっくりした!なんだまた来たのか君たちは!!」
「なんだとはご挨拶ね。ここまでまた来るのはたいへんだったのよ。
ピー&ブリ門番は「ス・シ!」作戦に慣れちゃってあんまり驚かなくなっちゃったもんだから
細くなってもすぐ元に戻っちゃってはさまれるし・・
よもぎ&きなこ女官には今度はあみだくじでもて遊ばれるし。」
「なにをそこもとはごちゃごちゃ言っておる。おぬしたちもわらわと戦うというのか?」
「そうよ。こいつらより先にカタをつけてやるわ。私の頭突きに勝てると思ってるの?」
「面白い。ひさびさに手ごたえのありそうな奴に出会ったわ。」
女たちの熱い闘志に
オトコどもはただただ細くなって見守るばかり。
「わたしの頭突きの威力をみせてやるわ!」
そう言うなりプテラ姐さんはサンドバックに突進していきました。
「えええええ?なんでえええええええ??」
サンドバックの向こうの壁になぜか穴がありました。
勢いがとまらない姐さんはそのまま穴に落ちていきました。
「プテラ姐さ~~ん!」
「ねえさ~~ん!」
あとのふたりもあわててあとを追って落ちていきました。
「あれ・・・あの穴の終点は振り出しのコザクラ島大根畑ぞ。」
「また・・・」
おぴ~博士と助手ぽんはあいた口がふさがりませんでした。
「さあ、そなたたち、どちらからわらわと戦うのじゃ?」
「ええええこわいよ~!」
「無理無理無理!!!」
「うるさい。ふたりともまとめて成敗してやる。いくぞよ!」
「わああああああ~ん!」
まずおぴ~博士にむかってダッシュ噛み!
「パシャ!パシャ!パシャ!」
おぴ~博士はとっさにカメラを構え、フラッシュ攻撃!
「うっ、飛び道具とは卑怯なり!」
姫はとなりのぽん助手に矛先を変えました。
「ごめんなさい!」
ぽん助手はパニックになって頭を下げました。
ガチ~ン!!
硬い鐘に噛みついた姫はひっくりかえってしまいました。
噛みつかれてものすごい反響が頭にこだまして失神したぽん助手をかかえて
おぴ~博士は必死に逃げ出しました。
長い廊下をやみくもに走っていくと、前方がすこしづつ明るくなってきました。
つづく!
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●ちょびうささん、架空のおはなしとはいえ、
ぽぽちゃんにえらい役をふりまして申し訳ありませんでした。(笑)