9月も半ばというのにこの暑さ!
きっと秋らしい日は数日で
突然寒くなるんだと思いますよ。うううう。
ネット夏まつりが終わって
9月になると同時に工房に行きました。
今は自宅には小さい窯しかないので
近所の陶芸教室・すみ工房で食器の焼成をお願いしていますが
年明けには新しい窯を自宅に購入し、教室をやめて
自分ですべての作品を焼くことにしていました。
秋は予定を一切いれず、ひたすら作陶にはげみ
ろくろの勉強と作品のストックをするつもりだったのです。
教室に着くとなんだかおかしな雰囲気。
なんと、先生が9月いっぱいで教室を閉めると発表したのです。
先生は数か月前から、諸事情のため陶芸教室を縮小し
並行して手打ち蕎麦やさんになると言っておられました。
陶芸教室はやめないと言われていたのに・・・
飲食店営業許可を保健所でとるためには
土をさわる陶芸教室と、食品を供する蕎麦やを同じ空間でやることは
やはり困難と思われたようです。
私はもともとやめるつもりでいたのでまあいいのですが
みなさんは急な話でショックを受けています。
先生はとてもいい人で、作品もとても素敵。
みんな先生が大好きで楽しく通っていたのです。
近所に陶芸教室はいくつかありますが、ここほど自由なところはないようです。
残念ですが仕方ない。
卒業制作として、耐熱粘土・釉薬を使って
土鍋類を作ることにしました。
全ての予定をかなぐりすてて、この9月はほぼ毎日工房に通いつめます!

今まで大きいものは手ひねりやたたら成形でしか作ったことがありませんでしたが
今回初めて直径30センチ近いものを挽きました。
普通の土鍋ではなく、すき焼きなべのように
すこし浅めのものにしました。
直火が使えますから、パエリアとか鮭のちゃんちゃん焼きとか
いろいろできるはず。
ふたはオカンをレリーフ状に貼りつけ、
口の部分から湯気を吐くように作ります。(笑)
今回は最後に先生に教えていただくための、ほぼ練習のようなもので
ちゃんと使えるものができるかわかりませんので
自分の窯ができたら、あらためてまた作りたいと思います。
この粘土と釉薬は高価ですが、食べ物が美味しく仕上がると評判なんですよ。
IHは使えないと思いますが。
すみ工房での残された日々をいとおしみつつ
頑張って作ります。
私のペンギン・インコ陶ができたのは、先生のおかげ。
100も200も作るずうずうしい生徒の作品をこころよく焼いて下さいました。
京都を離れたときは、もう陶芸は仕事にできないと思ってあきらめていました。
先生、ほんとうにありがとうございました。
あと少しですがよろしくご指導ください。