NOMAMISE(のまみせ)とは
今年できたばかりの、ユニークなギャラリー
「NOMA」で
「クリエイティブの地産地消」をコンセプトに
地元(大阪北摂周辺)の作家の作品を展示販売するイベントです。

次回は12月17(金)、18(土)、19(日)の3日間の開催になります。
まだ窯の工事のめどはたっていず、
在庫もおかげさまで10個ない状況ですので
しばらくイベント参加は考えていなかったのですが、
NOMAオーナーの熱いラブコールをいただき
参加することになりました。
食器はしばらく作れない状態ですし、
いま工房最後の窯で焼いていただいている器は
Mic Mac.さんにおさめなくてはなりません。
なので、家の窯でできるオカンカーメンもの
オンリーの品ぞろえにしようと思います。
オープニングイベントで初めてこのギャラリーに来たとき
「まっくろくろすけ出ておいで~!」
と叫び出したくなるような古家感がたまらなく・・・。
すきまありまくり、コンクリ崩れまくりの面白さに
「オカンをはめ込みたい・・・。」
と強く思いました。
ここではあたりまえのことはしたくない。
へんなものであればあるほどに輝く気がしました。
本来、NOMAMISE(店)ですから
販売イベントなんですが
わたしはあえて売りやすいものは並べず
これどうすんねん!と叫んでもらうものを作ることにします。
値段高めのオブジェ系なんで、
わたしのオカン作品の熱いコレクターさん以外は、
買うというより楽しみに来てください。
私だけではなく、数人の北摂近辺の作家さんが出しますので
個性的な芸術作品を買うチャンスですよ。
親友の池上夏生さんやHiroshi Matsumotoさんはもちろん
まえかけ作家さんや彫金、木工、服、わたしのほかにもうひとり陶芸の方も。
つい先日、ギャラリーまでお話を伺いにお邪魔したとき
前回のNOMAMISEのときの作品を若干数展示していたので
見せていただきました。

どの作品もユニークで楽しかったのですが
よしみ工房さんの、古材を使ったベンチがとくに欲しくなって
ナデナデしてきました。(笑)
その日、早速家にあった秘蔵のオカンカーメンものを納めてきましたよ。
らくがきドラマ、「小桜島・オカンカーメンの秘宝」にも出てきた
オカングリフの描かれた陶レリーフです。

2008年の個展で展示販売したもので
まさに「オカン降臨」という感じに
ビリビリとインスピレーションを感じて
一気に作り上げた大事な作品です。
仕事中の旦那の携帯に写メールを送りつけて
邪魔したことを覚えています。(笑)

(写真はすべておぴ~さんが撮ったもの)
個展のときと、クリスタのときに2回くらい
値段をつけて置いていたのですが
こういう作品は掛ける場所が大切です。
アートマーケットなどの場にはまったくなじまないもの。
もう安易に売らず、自分のイメージにあったギャラリーで
いつかオカンの展覧会をするときに出そうと心に決めていたのです。
このまっくろくろすけが大量発生していそうなNOMAにはピッタリ!!
勝手にそう思って持っていきましたが
オーナーはたいへん喜んで預かってくださいました。
NOMAMISEで展示しますので、
ぜひ新作とあわせてお楽しみくださいね。
さ、オカンつくろ。