さて、みなさんにお待ちいただいていた、オカン土鍋。
4個できあがりました。
顔はこんな感じです。
オカン土鍋、と表記してきましたが
正確には
「オカンカーメン蓋つき陶板」です。
底がかなり浅めに作られていますので、おでんや水炊きなどには向いていません。陶器のフライパン?深めのホットプレート?そんなイメージで。
タジン鍋みたいに、水分の少ない蒸し料理に向いています。
しかし・・・4つできたはいいのですが、
ふたはどれもちゃんとできていたのに、肝心の鍋の部分が。
3つ、裏面に亀裂が入っていました。
なので、後日Mic Mac.さんにおさめられるのはひとつだけになりました。
ひとつは亀裂が深いので自分用に。
あとふたつは、裏面に数か所亀裂はあるものの
使えないわけではありません。
正規に売ることはできませんが、
この鍋に関しては、実は鍋本体よりも蓋のほうが
お客さん側からしたら価値があります。(笑)
本体価格はナシでオマケ扱いとし、
蓋のみ価格でアウトレット販売するか検討中。
汚れや漏れどめのために
おかゆを全部の鍋で焚きましたが
全然問題なしでした。
ちなみにうちに前からあった直径24センチの
深めのフライパンですが
オカン蓋がぴったりはまりました。(笑)
朝食の目玉焼きがとても上手に焼けました。
いそいそとおかゆを焚いて漏れどめをして
さあ!使ってみよう!ワクワク!!
あえて焦げやすいメニューということで
豆腐の煮奴(にやっこ)を作りました。
火をいれる前の鍋に、たっぷり花かつをを敷きます。
(小分けパックなら2パック)
その上に水きりをしていないきぬごし豆腐、大きいサイズ一丁を
食べやすい大きさに切って並べます。
(あまり厚切りにせず、平たく切ったほうががうまくいきます)
その上に砂糖を大さじ一杯くらいまんべんなくまぶし
お醤油を適宜かけます。(だし汁などは必要ありません)
蓋をして、しばらくおいてから弱火で鍋をあたためます。
鍋が十分温まってきたらすこし中火の弱くらいに上げます。
卵を3個ほど溶いて、小口切りのねぎか三つ葉を用意。
(焦げ付きやすいので温度はじっくり上げるのがコツです。)
ぐつぐつして、豆腐に熱がとおったら
卵を溶き入れ、ねぎも散らして
もう一度蓋をして半熟な感じになれば
豆腐を崩さないようにかるくひと混ぜしてできあがり。
近所のおばさまに教わった料理ですが、シンプルだけどとっても美味しいですよ。
うちは鍋料理を全部台所で調理してから机まで持っていくほうなので
オカンが湯気を吐く姿をまず台所で楽しむ。(笑)
蓋をしたまま机に置くと、オカンが湯気を盛大に吐き
ダンナも爆笑、ふたりで大笑い。
(写真には湯気が写ってないですが・・)
さあ食べましょう。
ちょうどふたり分でぴったり。
自分で言うのもなんですけど、これなかなか使えます。
何がいいって、これ、焦げ付きが多少あってもきれいにとれるんですよ。
あと、黒だから汚れが釉薬の貫入のなかに沁みこまず、目立ちません。
これは私の師匠のすみ先生が、いろいろ試した末に
わざわざ土鍋の産地から取り寄せた
高価ですがそれだけの価値のある土と釉薬なのです。
ただし・・・
IHでは使えません。
いきなり強い火で熱さない
熱い鍋を急に水の中などにいれて冷やさない
底が濡れたまま火にかけないなど、
昔ながらのお鍋の扱いと同じです。
あとは、場所はどうしてもとるので、
収納場所を確保してからご購入ください。
オカン蓋つき陶板、
これからいろいろ使ってみようと思います。
だんなはこれでギョウザを焼いてほしいとリクエスト。
ビビンバも作ろうかな。
休日の朝なんか、ポテトを細切りにしたものと、
ソーセージかハム、ブロッコリー、目玉焼き
これひとつにまとめて蒸し焼きにしたら
そのまま出せてラクチンではないか。
たいした料理でなくても、オカンの顔で笑いをとれ、
ご馳走に見えるのが最大の利点ですね。(笑)