新しい窯の設置工事も済み、あと少しこまかい工事は残っているものの
作業はできるようになりました。
家で陶芸したいと思った時に最初に悩んだのは
泥水の処理です。
そのまま流したら詰まりますからね。
今まで、作業部屋は2階で水道がないので、
ペットボトルに水を入れて持ってあがり
土ごとに洗面器を用意して下洗いをしていました。
陶芸の先生から、不要になった流しをいただいたので
2階に水場を作ることにしました。
ほかの現場の不用品(キッチンパネルを切った残り)
をもらってきてつなぎあわせ、水道の背面に貼ってもらいました。
家にあった、昭和の香りのする古いふきん掛けを自分で取りつけました。
水道やさんが普通の取っ手ではなく、身体障がい者のトイレ用のをつけてくれました。
バケツを流しに入れるのに手前が広く使えるよう
水道の蛇口は短いものにし、あとでホースのきれはしをつけました。
1階の戸外に、泥をためてさらうことができる会所をつけてもらいました。
もちろん今までのように洗面器やバケツであらかじめ泥をおとしますが、
もうひとつ沈殿タンクがあることで、さらに安心して流すことができるようになりました。
廃材やいらないものを工夫して、低コストに抑えてもらえて感謝!!!です。
それとこれは陶芸と関係ないのですが
ちょうど工事で雨どいを付け替えることになったので
ついでに、以前から興味があった雨水タンクを設置してもらいました。
ちょうど窯場のある玄関付近は植木が多いのに水場がなかったので
植木に水やりするのにずいぶん便利になりました。
★市販の雨水タンクはとても高価です。
(お金がある方は、ステンレス製のものが一番いいのではないかと思います。)
屋根の水が雨どいを伝ってたまるので、水はにごっています。
私が雨どいの継ぎ手として買ったのは、レインソーターという製品です。
2年ほど前に買ったので、今はもっといいものができているかもしれません。
私のは、枯れ葉などの大きいごみが混入しないようにする「シングルろ過タイプ」です。
「ダブルろ過タイプ」のほうは、このにごりも軽減するタイプだったと思います。
どちらもオーバーフロー機能があるので、
タンクがいっぱいになったら水は雨どいのほうに流れます。
タンクはなんでもいいです。
本当は光が透過して藻が繁殖しないように、色は濃いものがいいらしいし
底のほうに蛇口がついているものを、
ブロックなどの台にのせるのが使いやすくていいのですが
市販のものはどれも高いわりにデザインが気に入らないので、
傷んだら買いかえることを前提に、普通のゴミペールにしました。
植木の水やりだけではなく、断水時はトイレの水などにも使えます。
まともに買うと高いですが、雨どいを切って自分で簡単につけられる継ぎ手もあります。
(マンションの場合はベランダの雨どいは共用部分なので勝手に切らないでください。)
新築やリフォームのときに、ちょっと考えてみるのもいいかもしれません。