今回の展覧会は、特別ペンギンインコ好きなお客様が来られる内容ではなかったので
うちわをお買い上げくださったおふたりは
わたしの作品を初めてお買い上げいただく方たちでした。
そして、おふたりとも出展作家さんです。
ぽん茶々のうちわのほうは、写真撮るの忘れましたが
うちわに龍の絵を描かれた、仏画をされているという女性(私より若い)でした。

ペンギンのうちわのほうを選ばれたのは
川西能勢口から車で5分ほどのところに
HANARE(はなれ)
という古民家ギャラリーカフェを経営されている
木工作家・西良顕行さんでした。
ちなみに、画面右下のよしみ工房さん作・ストッキングをかぶったうちわも
私のと一緒にご購入。
この2枚を選ばれたという方のギャラリーカフェはどんなところだろう。
そう思って、早速行ってまいりました。HANAREへ。
*****
建物は蔵もついている立派な昔の日本家屋。
オーナーのご実家とか。

うちの近所に、こんな素敵なカフェがあったなんて!
一緒に行ったダンナがビックリしていました。
近くすぎて知らないことって多いですね。
NOMAの人脈のおかげです。

ケーキも美味しいし、紅茶もポットでたっぷりと。
ちょうどこの日は、
渋谷牧子さんという
若手の写真家さんの個展最終日でした。

カフェの壁面を大小の写真パネルが・・・

ん?

普通のパネルと違う!

作家さんがおられたので、許可を得て撮影させていただきました。
さわれる写真。
普通、絵や写真は絶対触っちゃいけないものですが
あえて触って楽しめるものをと、毛足の長い布に特注でプリントしたのだそうです。
写真という既成概念にとらわれない新しい発想ですよね。
不思議な暖かさが写真に加わっています。
また、若い女性らしいこんなものも。

一枚のこの布プリント写真を切って、それぞれバングルに封入してあります。
写真の部位によって、柄が異なる面白さ。
写真を自分のアクセサリーにして楽しめるなんて素敵です。
ところで・・・わたしとよしみさんのうちわを買われたオーナーさんはどこに。
カフェのスタッフに訊いたら、すぐそこでお客様と談笑されていて
手にはよしみさんのストッキングうちわが!(笑)
おそるおそる、ペンギンうちわの製作者です~と自己紹介。
じつは偶然ですが、うちのダンナがうちわ展で
「これが欲しい」と即決で買ったうちわが、下の写真の右上。

なんと、そのときは知らなかったのですが
これがHANARE・西良さんのうちわだったのです。
このうちわは見た目よりも軽く、もちやすくて
しかも立てて飾れる!
夏じゃなくてもインテリアとして部屋に飾れますよね。
1000円なんて考えられない。いい買い物でした。
わたしはダンナが買ったうちわが、西良さんのものと知っていたので
てっきり気をつかって私のうちわを買ってくださったのかもと思ってました。
そしたら全然ご存じなかったらしく、すごく驚いておられました。
お互い知らずに、それぞれいいと思って買ったのですね。
100枚以上うちわはあったのに。
わたしの絵を純粋に面白い、好きな絵と思って
お求めくださったということでした。
嬉しいですね。
漫画とかイラストは描かれてないんですか?とも訊かれました。
私は一応陶芸やってるんですけど・・・(汗)
実は最近とくに、イラストの評判のほうがいいくらいなのです。
飾られるのではなく、使えるものに絵が描きたくて
陶画の職人を目指したわけで、いわばうつわは絵を描くためのキャンバス。
それを思えば、イラストのほうが受けるというのは当然のなりゆきなんでしょうけどね。
たぶん私が無地のやきもの作ったら
全然売れないと思いますから。(笑)
しかも芸術的な絵画というよりは
漫画みたいに、肩の力を抜いて描いたもの。
ジャンルや表現方法にこだわらなくてもいいんじゃないですか?
西良さんにも言われました。
自分のいいところは、人がみつけてくれるものなのかもしれない。
*****
帰りの車のなかで、だんなに
「明日からがんばる」と宣言したら
「今日からがんばりなされ」と言われました。(爆)たしかに・・・。