鼻笛が鳴らないのは私(奏者)のせいか、鼻笛の構造のせいか。
わからないままとにかくネットでの情報をもとに10個作りました。

全部にナンバーをふり、すこしずつサイズや構造を変えました。

このなかで自分としては3番が一番音が鳴るような気がしていたのですが・・・。
ともかく全部持って、
ブログ読者の方に教えていただいた民族楽器の講習会に参りました。
講師は京都の民族楽器専門店、コイズミ楽器から、
アサラトという楽器の奏者、田辺響さん。
とてもわかりやすく教えてくださいました。
忘年会シーズンのかくし芸にしてはということで
鼻笛のほかに身近なもの、スプーンを使ったパーカッションも習いました。
このように木製や金属製のスプーンを片手に握って
もう片方の手や身体に打ちながら演奏します。

鼻笛は木製のものを使いました。
スプーンは専門のものが売っていますが、
これは私の家にあったもの。滑り止めにゴムを巻いてあります。

やはり実際に教えていただくと、家ではほとんど音が鳴らなかったのに
なんとか音階もそれっぽく出るようになりました。
先生は、輪ゴムで鼻笛を固定して
手にスプーンを持ってパーカッション、という離れ業を披露してくださいました。
鼻笛自体はシンプルな楽器ですから、ギターやウクレレ、ピアノができる人は
組み合わせると楽しいと思います。
講習のあとで先生にお願いして、10個の試作を全部吹いていただきました。
さて、どの鼻笛が鳴ったでしょう?
これです。(一番鳴ると思った3はちっとも出ませんでした。)

裏はこう。

まずは効率的に鼻息を送りこむよう、上部に息がもれないようにすること。
あとは歌口の位置と鼻の下の長さ、歌口の間隔。
講習を受けてようやく少し掴めてきたような気がします。
来たる16、17、18日のNOMAMISEでは、
音の鳴らない鼻笛も展示させていただきます。
私の試行錯誤もまた楽しんでいただけたらと。
最近出会った鼻笛奏者の方もお誘いしてありますので
どの日にいらっしゃるのかわかりませんが、
これから特急で作る追加分も、試し吹きしていただこうと思っています。
講習会で一番人気だったのが、製造番号1番オカンカー面。(笑)

音が鳴らないので販売はやめようかと思ってたんですが、
音が鳴らなくても面白いから欲しいという人も何人かいました。どうしましょう。
講師の先生からも、これが完成したらコラボしようとのお声もいただきました。(笑)
まだまだもっとも~っとアホなデザインのアイデアはあるのです。
音が鳴らないだけ。(ダメじゃん!)
このテーマは、自分が今まで敬遠してきた音楽という分野で
また新しい出会いをもたらしてくれてもいます。
一筋縄ではいかない陶の楽器。
難しいけどすっかりはまっています。
追記
講習後にもう一度全部吹いてみました。
10は音程もちゃんと出せていい出来です。
先生が鳴らせた5は私は音程までは出ませんでした。
全然かすりもしないのは6だけで
あとは一応かなり音は弱いながらも出ますし
音程が出せる感じです。
演奏する人の顔の骨格によって違う部分も多少あると思います。
吹けるから欲しいという方には販売します。
鼻笛は顔に密着させます。普通は試し吹きはできませんが
これは陶器製ですので除菌洗剤で洗います。
お買い上げで気になる方は、お急ぎでなければ窯で加熱殺菌したのちお送りします。
17日(土)に、時間はわかりませんが
鼻笛奏者の方がいらっしゃる予定とのこと
(あくまでも予定なので必ずというわけではありません)
興味のある方は
NOMAMISEにぜひ遊びに来てください。
★ギャラリーは初めて来られる方にはわかりにくく、モバイルの道案内でも迷う場合があるので
必ず
NOMAのサイトの画像による道案内を、プリントアウトされるなどしてお越しください。