行こう行こうと思いながら、結局年の瀬になってしまいましたが
「赤塚不二夫マンガ大学展」に行ってきました。
赤塚不二夫は自分の世代としては少し前の作家さんですが、
私はキャラクターのウナギイヌが大好きなのです。
建物の外壁にも赤塚マンガのキャラクター。

赤塚作品のトリビュートとして制作された、
現代アート作家の作品が展示されています。

これがうわさのバカ田大学模試会場か。

模試は期間中の土日祝日に受けられます。
この日は受けられなかったので、どんな問題が出るのかわかりませんでした。
たぶん太陽はどの方角から昇るのかとか、そういう難しい問題?(笑)
受験対策講座もあるのか。

この建物はもと小学校の校舎だったものを直してつくられています。
通路に設けられた本棚には、ぎっしりとマンガの単行本がおさめられていて
自由に読むことができます。
「オヨネコぶ~にゃん」「青になれ」「あさきゆめみし」「伊賀のカバ丸」・・・
ああ~こんなマンガ持ってた!全プレ応募した!
などと懐かしい思いにひたりつつ館内を巡りました。
外国人観光客がとても多かったのが意外でした。
字が読めなくても、絵があればだいたいの内容はわかるのかな。
マンガ大学展のほうは、当初思っていた原画展中心の企画ではなく
赤塚作品からのトリビュート作品や、出版物などのパネル展示が中心でした。
トリビュートは他の作家の主観が大きく入るので、
個人的には代表作の原画を中心に展示してほしかったです。
マンガ大学展の企画のひとつに、
「レレレのおじさん」を、うろ覚えで描こうというコーナーがありまして
姉とふたりで描いてみました。

左の姉の絵はほぼ一休さんになってますが、
レレレのおじさんののんきな雰囲気はとらえて可愛いですね。(笑)
わたしの絵、がんばってるけどあきらかにどっか違う。
あとで見たら、ひたいにシワではなくて、鼻の部分に何本かシワがありました。
それから、歯は2本で、ゲタじゃなくて草履履いてましたね。
見ているようで見てないもんです。
展覧会を見て思ったのは、ギャグのネタはけっこう「なまもの」ということです。
このまま現代に持ってきても、面白いかどうか。
時代の空気に大きく左右されるものと感じました。
長年ヒットを出し続けるというのは、本当に苦しいものだったろうなと思います。
12月25日(日)まで。京都国際マンガミュージアムにて。