「南極星のペンギン展」は、
タイトルどおり、ペンギンがテーマの展覧会だったのですが
「インドネシアもの」を何か入れてほしいという要望がギャラリー側から出されていました。
私は、現地のインコたちのフリーカップを描いたのですが、、
実はもうひとつ作っていたのです。
インドネシアのフローレス島など一部の島には、
コモドドラゴンという、恐竜に似たオオトカゲが住んでいます。
おとなしく見えるし、顔もかわいいと言えなくもないですが、
非常に汚いバクテリアを唾液の中に持っていて
うっかり咬まれた者は、クスリがきかないのでかなりの確率で死ぬらしいのです。
コモドドラゴンのこどもは、生まれるとすぐに木の上に逃げます。
なぜかというと、お母さんドラゴンはおなかがすくとわが子でも食べてしまうからです。
そのため体重が増えて過ごせなくなるまで、コモドのコドモは木の上で生活をするのです。
その、必死に木にしがみつくさまがあまりにも可愛くて面白いので
勢いで作ってしまった時計がこれです。
時計の針先には蓄光塗料を塗りましたので、暗くなると光ります。(笑)
あんまりリアルな模様を描くと気持ちわるいし・・・
(トカゲの時計という時点でどうよ)
かといってきれいにしすぎると面白みもないし・・・
などと迷いながら作ったので、
方向性があいまいになってしまい、持っていくのはやめました。
今一応部屋に飾ってみたのですが、ポンタロウにすごく怒られています。(笑)