すっかり秋らしくなりました。
去年個展をさせていただいた、岸和田の街は今頃
だんじり祭りで活気づいているのでしょうね。
去年の岸和田で展示したレトロペンギンたちの
背景を新しく作り直して楽しめるようにしました。
いよいよ今週末にせまった
ペンギンアート展に登場させます。4種類出します。
モボとモガ
鹿鳴館ならぬ、雛鳴館にて。
モダンなふたりが恋のさやあて。
「ほらごらん、あの花火を。われわれの生(ヴィ)のようではないですか・・」
なんて、わかったようなわからんようなキザなセリフを吐く紳士。
うさんくさいよ・・・だまされたらアカンよ・・・
(↑この作品は、アート展初日夜のウェルカムパーティーで
オークションに出品するため非売です。)
ふたつめは、ペンギン太宰治。
文豪の部屋をイメージしました。
太宰といえば桜桃忌がぱっと浮かんだんですが、桃か桜かどっちやねん。(笑)
桜のほうにしました。
キガシラペンギンです。知らない人がみたら怖がりそうな仕上がりになりました。^^;

執筆中の部屋はちらかってます。
私の部屋も今こんな感じです。
みっつめは、洋装店の売れっ子仕立て屋とその見習い。
「これ、すぐあんたはトボガンあるき(伏せておなかをつけて進む)をする!
ここは洋装屋よ。針でも落ちてたらどうするの。」
先輩は厳しいけど、理由のないことでは怒らないのです。
よっつめは、キガシラペンギンの地質学者とその細君(妻)
今では使われない言葉だけど、細君(さいくん)って、なんか面白い表現だなと思います。
細かいことをやってくれる信頼できる妻?細かいことを指摘するこうるさい妻?
でもその表現に、なんとなく男の照れと愛情を感じるのは私だけかな。
「今度おまへもニュージーランドに行かう。不思議な丸い岩がたくさんある海岸があるのだ。
きっと気に入るさ。」
地質学者なので、鉱物の標本や地図、資料が散乱する部屋です。
いろいろ妄想しながら、楽しく作りました。
ペンギンアート展でぜひじっくり見てくださいね。