そういえば11月は1日少ないんですね。
いつもながらバッタバタで作品を東京に送りました。
今回の個展は小さな雑貨店のスペースでのミニ個展で、
コロナあるなしにかかわらず、そもそも在廊できる場所がないです。
古今東西雑貨店イリアスさんは、ひとことでいうと宝箱のような楽しいお店です。
狭い中にギュギュッと、こんな面白いもの作ってる人がいるんだと
感心するような楽しいものがたくさんあります。
今回作ったものをご紹介。
せっかく谷根千と言われる風情ある場所のお店ですから
お江戸といえばあの時代劇。お江戸の特別警察、
「餌付け盗賊改方長谷川鳥蔵」
大捕り物中の躍動する姿、凛とした立ち姿、普段着で偵察中のいなせな姿。
む、盗賊か?見慣れない怪しいやつ!ひっ捕らえよ!
「おかしら、違いますよ」
小間物屋の姿の元盗賊で今は鳥蔵のもとで密偵を勤めている
おまさがささやいた。
「あのカピバラは盗賊じゃあありません。ああ見えて忍者だそうですよ。」
こういう江戸時代の衣装を調べてそれらしく作るのはたいへんだけど楽しいです。
今回の個展では、犬筥ならぬ鳥筥の陶人形もいくつか新作を作りました。美人画で有名な日本画家の上村松園さんが、私は姉様遊びをずっとやっているようなもの、と述懐されていましたが、一緒にするなと言われそうですが、私もそうです。今回のような華麗な絵柄を服に描き込むのは、そういう少女の頃のお人形遊びやお絵かきのときめきに似たものを感じます。
今回はだいたい先日の京都の個展と似たラインナップなのでコロナ禍で京都には行けなかった皆さま、小さなスペースで、私も居ませんが、楽しんでくださいね。
とはいえ、コロナ禍はおさまるどころかますます酷くなってきています。古今東西雑貨店イリアスさんは、通販も対応してくださいますので、決してご無理のないようにしてくださいね。
通販はさすがに初日からは無理で、会期折り返しの頃になると思います。せっかく行くのに、もう売れていたら困りますよね。どうしてもな作品がある場合は、お店に在庫をお問い合わせください。
そうそう、さすがに砂を掘って発掘していただく、私の個展名物「砂ガチャ」はできませんので、九字護身法手裏剣ペンダントトップは、裏の九字が見えないようにラッピングしておみくじみたいに楽しんでもらおうと思います。
さすがに店主様にいちいち説明させるのは気の毒なので、こういうポップを作りました。(店内は店のショーウィンドウの私の作品のみ撮影できますが、店内の撮影は禁止です)
いろいろあります。お楽しみに。