もう5年くらい、材料だけ買って作りかけたまま
袋に入れて放置していた、「コザクラ布団収納袋兼抱き枕」。
放射線治療中で次の展覧会の予定が春までない、
この機会に作ってしまえ。
中にアクリル毛布1枚か、
薄手の羽毛ぶとんを入れるとちょうどいいサイズです。
学校の家庭科と、大高輝美の本見て
フェルト人形作ったくらいのスキル。
ファスナー付けも型紙作りもできないので、
シーズン終わり大特価の緑のジャケットを買って解体して
逆さにして手縫い。
だから背中にポケットがありますが、
寒い時は手を入れられるので良いかなと思います。
ほんとはオレンジフェイスのポンタロウ色にしたかったんだけど、
何軒か布地屋まわっても良いオレンジ色の布がなくて、
たまたま見つけた雑貨屋のシーズン終わり大特価(そればっかり)の、
きれいな赤と緑のひざ掛けを見つけたので、
それを数枚買い込んで作りました。
布で作品作る作家さんは、思い通りの色がなかったら
染めたりするんだろうな。そうじゃないと、そんなに簡単には見つからないと思う。
作ってみて、生地探しの大変さを実感しました。
生地代だけで1万円超えてるので、
多分ぬいぐるみ制作会社さんにサンプル作ってもらったら、
10万くらいはすると思います。
なので、みんなが作れるように型紙を作ろうと思い、
くちばしだけ作って、その難しさに挫折。
パターンナーさんは偉大です。
でもくちばしは開け閉めできるし、舌の根の黒いところもきっちり。
こういうところがインコ変態のみが作りうる仕様です。(笑)
陶芸じゃないけど、数年ごしの妄想作品が完成して、感無量です。
病気のくれた時間のおかげで完成したと言えなくもない。
人間万事塞翁が馬。
(^^)