2023こまつか苗陶個展 「暴れん坊鳥類II 」終了しました。
初日から大雨の予報でどうなることかと思いましたが、奇跡的に会期中ほとんど降らずに済みました。
残雪の剱岳を身に纏うオスのライチョウ。
明治時代人跡未踏といわれた剱岳の初登頂に成功した(と思われた)陸軍の測量隊が、
頂上に、あるはずのない平安時代の錫杖頭と剣が刺さっているのを発見したという
山岳ロマン溢れる実話をもとに作りました。
メスのライチョウは高山植物のお花畑が美しい夏、ひとりで子育てをします。
怖いことがあってもお母さんのフカフカの羽毛の中に入れば安心だよ。
小さいけど一人前に足が羽毛で覆われているライチョウのヒナ。
栗まんじゅうみたいに可愛い。
町人に仮装して、さあ、今話題の甘味処に行こうか!
若や姫を守るカピバラ忍者、サザナミ忍者たち。
カピバラは水陸両用、サザナミはヒタヒタ歩きが得意ですが、戦力としては疑問。
児雷也、ってわかる人も少なそうなガマガエルに乗った昔の忍者ですが、意外と個展では一番人気でした。
今、松尾芭蕉のおくのほそ道にはまってまして、鳥尾芭蕉と空良(そら)を作りました。
子どものおもちゃの室内用の砂、キネティックサンドにオカンカーメンの宝を埋めて、
スコップと筆で発掘してもらう、オカンカーメンの砂ガチャというアトラクション。
今年ははし置き小皿に番号を入れてあり、おみくじのように、松尾芭蕉のおくのほそ道と鳥尾芭蕉のおくのホワ毛道から抜粋した俳句の短冊が当たるという趣向でした。