陶・絵画・写真6人展 「自由時間」
2024年3月22日(金)〜24日(日) ギャラリーアライ(西宮)
終了しました。
3日間の短い会期でしたが、本当に多くのお客様にお越しいただき、
終日人が絶えることがありませんでした。
人が多くて満足にご挨拶もできなかった皆様、申し訳ありませんでした。
グループ展を企画する時はギャラリーに展示した時の作品のバランスを一番に考えてお声がけするのですが、
今回は池上夏生さんの油絵と村東剛さんの写真が入ったことで、壁面がグッと引き締まり、とても良い展示になったと思います。
去年も参加してくださった北海道の陶芸家、陶房呑器さん、工藤ちえ奈さんに加えて、今年は工藤さんの師匠のなかじまともゆきさんも加わりました。
なかじまさんは普段は焼き締めのクールなうつわを作られていますし、
池上夏生さんも鳥の画家ではないのですが、鳥に寄せてくれたので
全体に統一感もできました。
私と村東さん、池上さんは若い頃から関西で勉強や活動をしていたこともあり、
直接の知り合いでなくてもどこかでつながっていて、世間って狭い。(笑)
そして、まわりの友達が結婚したり仕事でキャリアを積んで行く中、
自分の中に何かあると信じていながらも、方向性が定まらず苦しかった若い頃。
みんな多かれ少なかれそうだったのねと笑い、
「体力と視力は若い頃のが欲しいけど、あの頃に戻りたいとは決して思わない」
でその場にいた全員(50代以上)が同意したのが面白かったです。
村東さんも言ってたけど、なにか自分の歴史をふりかえるような機会でした。
そしてなんだかんだありつつも、あの頃のみんなが
変わらず自分のやり方で活動を続けていることに励まされました。
自然体とよく言うけど、私は夏生さんほど自然体で暮らすように絵を描く人って見たことない。
今回一緒に展示できるタイミングがバッチリ合ったのは奇跡のようなもの。
想い出に、青い鳥と少年の素晴らしい絵を我が家にお迎えしました。
別々に値段はついてたけど、これ2枚でひとつでしょ?と聞いたら
ウンと言うてたし一緒に来てもらいました。
小豆島行ったことないけど、
この絵が、我が家にひらいた窓のように
夏生さんのいる小豆島の空気を運んできてくれるよ。
ギャラリーアライさんはいつも新しい試みを面白がり、
なんでも自由にやらせてくださるので本当にありがたいです。
まさに「自由時間」とは我ながらうまいネーミングだったと思います。
時間を作ってお越しくださったすべての皆さまに深く感謝いたします。
素晴らしい時間をありがとうございました。