先日、とてもうれしい出会いがありました。
京都に住んでいたころは、やきもの業界の友人や知り合いがいたので、本焼はその人たちの窯のすきまにいれてもらってました。しかし大阪に引っ越して、近所に陶芸やってる友人がいなくなってしまいました。
わたしの窯は洗濯機くらいの大きさで、とても使いよいのですが、本焼きは酸化焼成という焼き方しかできないのです。
やきものには、窯のなかで完全燃焼させるか、不完全燃焼にするかの違いで、「酸化」と「還元」という焼き方があります。
わかりやすくいえば、酸化はやわらかくあたたかい風合いの作品に向き、還元は冴えた、シックな色合いに向いています。
「さや」という容器をつかえば、私の窯でも還元焼成もできますが、それでは労力のわりにほんとに小さいものしか焼けません。
還元でのみ美しい発色が得られる、「染付け」が好きな私は、最近とくに食器をつくる気がせず困っていました。
先日、ついに不自由さにたまりかね、同じ市内の陶芸教室の主宰作家さんが磁器を専門にされてることを知ったので、とびこみ依頼!してみました。
貸し窯はされてないかと。
その「すみ工房」の角さんはすごく気さくな方で、ずうずうしいお願いにこころよく応じていただけました。ありがとう・・・
さすが磁器専門。(磁器やる人は職人かたぎで細かい人が多い。)釉薬や粘土にもこまかくこだわりをもたれています。
なんか、陶芸教室入らせてもらったほうがいいかも。自分のアバウトさが恥ずかしい・・
来年はひさびさ染付けの作品をお目にかけることができそうです。
写真は私のアバウトな色見。(発色をみるサンプル)

失敗した素焼きを使っています。