突然ですが、北海道に行ってきました。
おそらく日本での開催は最後になるであろうWRC(カーレース)
を見に行くのがダンナの目的。
北海道在住ブログ仲間の陶芸家ふたりに会って、
作品の物々交換をすること。
北海道でしか手に入らない黒羽じゅんさんの器を買う
のがワタシの目的。
この時期しか食べられない鵡川のししゃも寿司を食べることと、
登別温泉に行くことが共通の目的。
そのすべてを達成し、大満足の北海道旅行でした。
一日目。
空港に着き、レンタカーを借りてすぐ鵡川へ。
旬の秋葉魚(ししゃも)寿司を食べに行きました。
ネットで調べたお店、大豊寿司さんです。
じゃーん。
これがししゃも寿司です。
ししゃも寿司はあっさりしていますが
脂ものっていて、
いくらでもぺろっと食べられそうでした。
軍艦巻きはししゃもの子です。
ししゃもの柳川鍋。
シソ包み揚げ。このふたつは少し甘い味付けでした。
なによりおいしかったのは、
このへんでも珍しい、生の焼きししゃも!!
ししゃも寿司もおいしかったけど
ダントツにこれが美味しかった!
こんなに香りのいい焼き魚は初めてかも。
頭から骨ごと食べて、シッポのあたりを食べるにしたがって
ますます濃厚ないい香りが口にひろがります。
スーパーのなんちゃってシシャモはもちろん、
ホンモノししゃもの干したものともまったく違うものでした。
タイトなスケジュールだけど来て良かった!
このシーズンは土日は朝8時半ごろから長蛇の列。
昼には全部売り切れるそうです。
この日は平日の3時頃。
2時ごろに空港から電話したので、
遠方からのお客さんだから寿司目当てだろうと
大将が私たちのぶんをとっておいてくれたから
食べることができました。
ありがとう大将!
ありがとうししゃも!
降りだした雨のなか、一路登別へ。
高速道路を走り、登別周辺に来ると、
もうあたりは硫黄の香り。
一瞬ダンナを疑うほどの香り。(笑)
まだ5時頃ですが、北海道はもう真っ暗です。
ブログ
「陶房呑器ののんびり日記」の、
のんきさんのお宅&工房に着きました。
いきなりですが、のんきさんの素晴らしい作品、
「意味なく長い壷」です。
理屈なしに、「創るよろこび」に満ちていて、大好きな作品です。
ブログ友達なので、初めての顔あわせとなりましたが、
昔からの知り合いのようにうちとけてしまいました。
のんきさんは名前のとおり、
なんとなく人をくつろがせる雰囲気を持った素敵な方でした。
のんきさんからご注文をうけた、
ペンギン顔皿2枚、座りオカンカーメンひとつに、
おまけでオカンアクセサリーをプレゼント。
めっちゃ喜んでくれてよかったです。
早速着けてくれました。
私も作品のなかから悩みながら
花器と以前から気になっていた
ゾウのオブジェをいただきました。
とくに花器はすごくいい仕上がりで、
物々交換にしては私のほうが得しすぎなので
あとでペンギン顔皿を3枚送ることになりました。
工房のとなりのご自宅へ。
リビングに吹き抜けのあるお洒落なお宅で
カウンターキッチンには竹かごに
のんきさん自作ぐい飲み(ちょっと大きめ酒呑み仕様)
がいっぱい盛られていて、
お客さんが多くていつもにぎやかな家ということもうなずけます。
ひきたて珈琲が入ったカップも
もちろんのんきさんの作品。
丁度いい大きさで使いやすく温かみのあるうつわです。
鳥好き陶芸家さんなので
以前飼ってたベタ馴れの九官鳥ばなしや
セキセイインコ、野鳥の話。
そして陶芸についての話。
このまま一晩中語り明かしそうになりました。
ああでも今日は登別温泉の旅館を予約しているので
宿の食事のタイムリミットが・・・。
ししゃも寿司食べなかったらもっと早く会えていたのですが
食欲を優先させてしまった私たちです。
別れを惜しみ、再会を約束し、お宅をあとにしました。
登別温泉に到着。
第一滝本館という、老舗旅館。
大きい旅館なので、実は食事を全然期待していなかったのですが、
鮮やかに期待を裏切る内容でした。
お風呂は何種類もの異なった泉質が楽しめて、清潔。
敷き布団は低反発で、一枚でも身体が痛くなりません。
枕も高さが調節できるすぐれもの。
朝は露天風呂から見える風景がすばらしい。
男風呂からは地獄が見えるそうです。
ひさびさに当り、という旅館でした。
こうして大満足のうちに一日目終了。