私はペンギン・インコ陶作家と名乗って
作家活動をしていますので
何をつくるのも基本ペンギン・インコがモチーフ。
これは今年の秋に予定している
半身まひなどで普通の食器では
自力の食事が困難な方のためのマグカップのサンプル。(まだ焼いてません)
それぞれペンギンとインコです。
取っ手は大きく持ちやすく
土台は安定し
中身が頭を傾けなくても見えるようにすりばち状になっています。
口は片口のようにし、飲みやすく。
筋力の弱っている方も多いので
適度な軽さに。
そして大事なことなんですがこのプロジェクトは
「障害のある方しか使わない特別なものづくり」を目指してはいないのです。
健常者にとっても使いやすいこと。
普通のクラフトショップに置いてあってもいいくらい楽しいもの。
これいいな、と思って買ったら
障害のある方も使いやすかった
それが理想です。
今はいくつもサンプルを作り、それを持って
ご協力いただける患者さんに意見を伺ったり
陶芸家のなかで、この展覧会に賛同し、
一緒にメンバーに加わっていただける方を募ろうと思っています。
今は私を含めてふたりです。
ふたりでもいいのですが、
できるだけバラエティに富んだ内容のほうが
より喜んでいただけると思うから。
ギャラリーのオーナーとはこの秋にと
一応お話はしてありますが
納得いく内容にするため
すこし時期がずれこむこともやむなしと思っています。
勉強も必要ですし、手探りですが
目標を高くして、いい展覧会を
作っていけたらと思っています。