2021年12月30日、ポンタロウが永眠しました。
12月中旬に私の年内の仕事が終わったあたりから大きく体調を崩し、
ずっと動物病院に通って治療をしていましたが、
獣医さんの年末最後の診療日、診察時刻に病院に着いてすぐに倒れ、
緊急処置してもらったものの、助かる気配はなく
お医者様のご配慮で私の手の中に戻していただき、
見つめあいながら、眠るように亡くなりました。
15歳。コザクラインコとしては長寿でした。
もちろん涙は堪えきれず、マスクしてて良かったと思いましたが
これ以上はできないくらい介護しましたし、
お医者様にも、最期まで大変心を込めた治療をして頂きましたので
急死だった茶々や、今まで飼ったインコたちを見送った時のような
苦い後悔を含んだ悲しみはありませんでした。
感謝。それだけです。
亡くなった日は、ポンタロウの実家にお礼の挨拶へ。
翌朝、ポンタロウの好きだった私手作りのバードテントを
和紙で作り、その中にポンタロウの遺体を入れて
ポンタロウの好きだった私たちの暖かい手の形に切った紙で
テントごと包みました。

そして茶々の墓の植木鉢の花を植え替えて、横に深く埋葬し、
猫に掘られないように、初期オカンカーメン像を置き、墓としました。
毎年お正月用に、なんちゃって生け花と称して花を玄関に飾りますが、
今年はポンタロウのイメージで活けました。
今年は、心の姉とも慕っていた方をコロナで急に亡くし
半年経った今でも、
まだ少し心の中では受け入れることができていません。
人の死は、ピンピンコロリが理想といいます。
ただ、長くは本人も周りも大変ですが、介護をさせてもらえるのも
送る側としてはだんだん覚悟ができてくるので、
急にコロリと亡くなられるより有難いように思います。
ポンタロウにパウダーフードをお湯で温めて少しずつ食べさせる時は
ヒナに戻ったような可愛さで、なんかお互いにまんざらでもなかったし
夜中に、寂しくなったポンタロウが、鳴いたり鈴を鳴らして私を呼び、
ふところに入れて温めてあげていた時は、
確かに寝られなくて大変でしたが、
これがもう最後かもと名残惜しい気持ちで、暖かさを味わっていました。
最期の時、目を大きく見開いてグッと脚を伸ばしたあと、
すうっと眠るように力が抜けて、
命が消えていく瞬間をはっきりと感じることができました。
ポンタロウは私のインコ陶の源泉であり、ミューズでしたが、
最後の一瞬まで、私に多くの大切な経験を与えてくれた
最高のコンパニオンバードでした。
★大変恐縮ですが、茶々の時と同様、祭壇は設けません。
お花やポンタロウを模した手作り作品など、一切の贈り物はお受けできませんので、お送り頂きませんよう、どうぞよろしくお願い致します。